基本情報
プレイ人数 | 2~4人 |
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プレイ時間 | 90~150分 |
言語依存 | いくつかのカードにテキストあり。日本語版が望ましい。 |
対象年齢 | 14歳以上 |
デザイナー | Acchittocca Flaminia Brasini Virginio Gigli Stefano Luperto Antonio Tinto |
アートワーク | Chris Quilliams |
版元 / 販売元 | Eggertspiele アークライト |
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ゲームの概要
「アルマ・マータ」は、初期ルネサンスの大学の振興をテーマにしたボードゲームです。
15世紀初頭、宗教が学問に与える影響に挑戦するため「大学」が設立されました。プレイヤーたちは、そんな新興大学の学長の1人です。目標は、もちろん、高等教育に相応しい一流の機関を作り上げること!
優れた学生を育て、最高の教員を集め、研究のレベルを高めましょう。特定のラウンド終了時に、もっとも多く威信ポイントを獲得しているプレイヤーの勝利です!
手番で使うのは4人の修士コマ。ゲームシステムはオーソドックスなワーカープレイスメントです。
ただ「教本のやり取りでリソースを得られる」という、テーマに沿った仕組みが光ります。
「コインブラ」や「ロレンツォ・イル・マニーフィコ」で知られるデザイナーチームの2020年新作です!
本棚に並べた教本を買ってもらうとお金が手に入る
「アルマ・マータ」のもっとも大きな特徴は、自分の大学(つまり、個人ボード)の本棚スペースに並べた教本を、ほかのプレイヤーが購入できることです。
教本は「アルマ・マータ」において主要なリソースになります。優秀な学生を手に入れる、または、役立つ教員を招聘するには、価値のある本が必要だからです!
ゲーム中、教本を手に入れた際には「保管庫に入れる」もしくは「本棚に並べる」のどちらかを選びます。
保管庫のものはコストの支払いに使えます。一方、本棚に並んだ本は収入に影響します。(当然、あとから移動はできません!)
本棚に並んだ教本は、ほかのプレイヤーが「学会」というアクションを実行することで購入できます。そして、支払いに使ったお金はプレイヤー間で移動します。
ただ売るのではなく、「並べたものを誰かが買う」という受け身の仕組みが面白いですね!
限られた数のワーカーでアクションを選ぶジリジリ感
「アルマ・マータ」は、ゲーム開始時に4つのワーカー(修士コマ)を持っています。とにかくこの限られた数のコマでアクションを選ぶというのがメインの楽しみになります。(大学の水準が上がれば修士コマは最大6人まで増えます)
メインボードには、他人の教本を買う「学会」のほかにも、さまざまなアクションがあります。
学生を手に入れる「キャンパス」、教授を招く「アカデミー」、研究レベルを上げる「研究室」、次ラウンドの手番順に影響を与える「司祭」、お金と引き換えに威信ポイントを得られる「公園」などです。
しかも「キャンパス」と「アカデミー」には多様なカードが出現し、選択肢の幅はさらに広がります!「あれもこれもやりたいけど、それはムリ」というジレンマを楽しましょう(笑)
ちなみに、ワーカーによるアクションは押し出し式です!
つまり、初めのプレイヤーは1コマでアクションを実行できますが、2人目は2コマ必要です。(当然、3人目は3コマです)
しかし、「アルマ・マータ」で重要になるのは、優秀な人物を獲得して大学の性能を上げる「エンジンビルド」の部分です!必要なアクションをするためには、無理をしてワーカーを使うこともあるかもしれません。
購入できるお店は?
「アルマ・マータ ~我らが母校~ 完全日本語版」は、Amazon・楽天市場・駿河屋で購入できます。
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