基本情報
人数 | 2人 |
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時間 | 20~30分 |
言語依存 | なし。効果はアイコンで表記。 |
対象年齢 | 10歳以上 |
デザイナー | Cédrick Chaboussit |
アートワーク | Amandine Dugon |
版元 / 販売元 | Space Cowboys ホビージャパン |
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ゲームの概要
「2人でお茶を」(Tea for 2)は、アリスの国を舞台にした2人用のデッキ構築型のボードゲームです。
プレイヤーは「不思議の国のアリス」に出てくる「三月ウサギ」か「帽子屋」になり、お茶会の席につきます。
「2人でお茶を」の特徴的なシステムは「デッキの一番上のカードをめくって数字を比べ、勝ったほうが手番を得る」というところにあります。
手番を交互に実行していくタイプのゲームではありません。
ゲーム開始時、お互いの持っているデッキはまったく同じです。このため、手番を得られるかどうかは、めくり運に左右されます。
けれども、徐々にカードを獲得したり、あるいは、取り除いたり(取り除かれたり)することで、デッキに差がつくようになっています。
テーマ的には、お茶会にいろんな客人がやってきたり、去っていったりするようなイメージでしょうか。
(英語版のルールには”destroy=破壊する”という物騒なスペルが使われていますが…(笑))
手番の選択肢は2通り
前述したように「2人でお茶を」では、毎ラウンド、デッキの1番上を同時にめくり、手番を実行するプレイヤーを決めます。
その後、数字の比べ合いに勝ったプレイヤーは、以下の2つの選択肢から1つを選び、実行します。
- 公開したカードの効果を発動する
- スコアボード(サプライ)にあるカードを1枚だけ購入する
公開したカードの効果を発動する
1つ目の選択肢は、数字比べで公開したカードの効果を発動する、です。
カードは、描かれているキャラクターごとに効果を持っています。
例えば、3の騎士には「相手のデッキの上から3枚を捨て札にする」という効果があり、8のアリスなら「砂時計タイルを1つ得る」です。
ザっと見たところ、そもそも数字比べに勝たないと効果を発動できないため、小さい数のカードのほうが強力な印象です。
スコアボード(サプライ)にあるカードを1枚だけ購入する
2つ目の選択肢は、サプライにあるカードを1枚獲得してデッキに加えるです。
獲得したカードは捨て札に入ります。一般的なデッキ構築型ゲームと同じく、リシャッフル後に使えるようになります。
カードを獲得する場合に使用する【購入ポイント】は、相手と自分のカードの数値の差額で決まります。例えば、自分が「8」で、相手が「3」なら、購入ポイントは「5」です。
このとき、手元にあるタルトトークンを使用すると、1つにつき【1購入ポイント】を追加できます。
どうしても欲しいキャラクターがいるなら、タルトを振舞って迎え入れましょう!(笑)
(タルトトークンはカード効果で獲得します)
手番の最後に懐中時計の針を動かせる
数字比べに勝ち、アクションを実行したプレイヤーは、手番の最後に砂時計トークンを使い「懐中時計」の針を動かすことができます。(任意アクションです)
「懐中時計」には5つのマス目が描かれており、針の動いた先の効果を受けられます。
「懐中時計」を表すボードは1つだけです。2人のプレイヤーで共有しているので、どのタイミングで針を動かすのかも、重要な戦略になります!
カードを破壊すると勝利点が手に入る
カードや懐中時計の効果により、対戦相手や自分自身のカードを破壊する(デッキから取り除く)と、勝利点である星が手に入ります。
獲得できるポイントは、破壊したカードによって変わります。
カードの破壊はとても攻撃的に聞こえますが、見方を変えればデッキの精度をあげる(いわゆる圧縮)でもあります。デッキ構築の腕の見せ所です!
ゲームの終了条件
「2人でお茶を」は「サプライの山が4つなくなる」か「ラビットカードが足りなくて必要な処理ができない」のどちらかの状態になると終わります。
ルールを読んだ限り、面白い仕掛けがふんだんに盛り込まれているのが、この終了条件でした。
実は「2人でお茶を」では、ゲーム開始時に【目的タイル】がサプライごとにランダムにセットされます。この【目的タイル】は、勝利点のボーナスを示しています。
そして、ゲーム終了時にはカードがなくなっているサプライの【目的タイル】だけが適用されます!
「自分が有利になるようにサプライを枯らしていきたいが、そのカードをデッキに入れて良いのか?」というジレンマがありますね。
「ラビットカード」とは?
ゲームの終了条件の1つである「ラビットカード」とは、プレイヤーのデッキがリシャッフルされるときに、勝手に加わるカードです。これが足りなくなってもゲームは終わります。
つまり、どちらかのプレイヤーがリシャッフルするたびに、ゲームは終わりに近づきます。
ゲームが間延びしてしまうのを防ぐ、良いシステムですね。(実際、プレイ動画を見たところ、説明込みで20分ほどで終わっていました)
Twitterの関連投稿
Twitterの関連投稿をご紹介します。販売が始まったばかりの新作で、なんとリミテッドエディションには金属製のコインが入っているとのことです!素敵!!
見てください!!!この箱の小ささ!!
— inu(いぬ) (@boardgame_inu) June 28, 2020
ありがたさしかなーい🙌🙌🙌✨
そして、謎の金属製コイン入ってました・・👀💡
TEA FOR 2、かっちょいいです!(裏は何か・・かわいいですw) pic.twitter.com/9CU4L6VlPt
開封はあとにしようと思ってたけど2人でお茶をにリミテッドエディションってのが貼ってあったから気になって開封
— さくら (@sakurast202) June 28, 2020
金属製コインだった‼コンポーネントがオシャンティ
久しぶりにテンション上がるコンポーネント触ったらボドゲがやりたくなった(´・ω・`)
このコインはそのうちプラスチックになる? pic.twitter.com/1KCte5XiWZ
購入できるお店は?
「2人でお茶を 日本語版」は、Amazon、または、駿河屋で購入できます。
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