基本情報
人数 | 2~4人 |
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時間 | 90分 |
言語依存 | イベント結果の読み上げが必要。日本語版が望ましい。 |
対象年齢 | 12歳以上 |
デザイナー | Ryan Laukat |
アートワーク | Ryan Laukat |
版元 / 販売元 | Red Raven Games アークライト |
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ゲームの概要
「アバブ&ビロウ」は、ゲームブックと拡大再生産が一体になったボードゲームです。プレイヤーは、地下世界を探検しながら、自分の村を広げていきます。
野蛮人(バーバリアン)の襲撃を受けて故郷を失ったプレイヤーは、さまよった先の土地で、新たに村を興すことを決めました。
見つけた土地は、新しい生活には最適だと思えたからです。
辺りを簡単に調査していると、プレイヤーは、地下世界に続く広大な洞窟を見つけたのです。危険はありますが、それ以上の発見も期待できます!
アバブ(above=上)に、そして、ビロウ(below=下)に広がる、まったく新しい村の始まりです!
※↑は、英語版の出版元レッド・レイヴン社によるイメージ動画です。
ダイス×ゲームブック(イベントブック)で広がる探検結果
「アバブ&ビロウ」のもっとも大きな特徴は、ゲームブック(イベントブック)を活用した「探検アクション」です。
プレイヤーは、手番で「探検アクション」を実行することで、地下に広がる洞窟を探検できます。
探検の結果は、ダイスロールと、その時に公開されている洞窟カードによって「18」「33」「100」などの数字で表されます。
この数字は、例えば「イベントブックの18の探検結果を読み上げよ」という意味です。
イベントブックには、以下のようなパラグラフが書かれており、隣のプレイヤーが該当の箇所を読み上げます。
深い裂け目を降りていくと、広くて暗い場所にたどり着きました。洞窟の床には濁った水が流れていて、四方八方には赤い目が光っているのが見えます。……(略)。
「アバブ&ビロウ」ルールブックに記載された例文より(拙訳)
多くの場合、読み上げたパラグラフの先には、プレイヤーの選択を問う分岐があります。
「〇〇をする場合は~~」と達成条件が示されており、クリアできるか否かで、そのターンの探検結果が変わります。
ワクワクですね!!
有益なアイテムを得られる場合もあれば、村人が負傷するといったデメリットを被ることもあります!
「建築」「収穫」「トレーニング」などのアクションで村を改善する
「アバブ&ビロウ」には「探検」以外にも「建築」や「収穫」「トレーニング」などのアクションがあります。
単に探検するだけでは村は大きくなりません。手にほかのアクションを織り交ぜて、村のポテンシャルを上げましょう!
ただし、もちろん、どのアクションを実行するにも「村人」が必要です。
「村人」には「準備完了」「疲労状態」「負傷」の3段階の状態があるため、無計画に働かせては、すぐに人手が足りなくなります。
地下を探検するときにも「ほかのアクションのために〇人は地上に残しておく」とリソースマネジメントしましょう。
(ベッドで寝たり、ポーションを与えたりすることで、住民の状態は回復します)
7ラウンドでもっとも村を発展させたプレイヤーの勝利
「アバブ&ビロウ」は、計7ラウンドで終了します。7ラウンドが終わった段階で、もっとも村を発展させている(勝利点を獲得している)プレイヤーの勝利です。
村の評判を表すトラックがあったり、ゲームごとに物品の価値が変動するルールがあったりするので、かなり多彩な展開になります。
ちなみに、1ラウンドで実行できるアクション数に、単純な上限はありません。コストさえ支払えるならば、人よりも多くアクションを実行できることもあります。
(時計回りに1アクションずつ実行していき、パスを宣言するとラウンドから抜ける方式です)
イベントブックがメインのゲームなのでソロプレイ感が懸念されますが、一方で「獲得したアイテムを共通ボードに置いてほかプレイヤーと売買する」というインタラクションの強いルールもあります。
かなり欲張りなゲームです(笑)
Twitterのプレイ投稿
Twitterのプレイ投稿をご紹介します。日本語版の発売前ですが、もともとkickstarter発のゲームなので、国内でもプレイ報告がありました。
やはり、冒険をしていく過程が楽しいゲームという意見が多いですね!
アバブ&ビロウ
— なつ@7/4(土)川崎ボードゲーム会 (@k_natsu_) September 23, 2019
村を発展させたり、ゲームブックを使って探険したりするボードゲーム。終盤、得点稼ぐより探険行くのが楽しかった。またプレイしたくなる良ゲー。さっそく崩せて良かった。 pic.twitter.com/EaUcOFw2tz
【アバブ&ビロウ】早取り勝負がインタラクションのお買い物ゲームでルールは超シンプル。醍醐味はパーティー揃えてのクエストでルールブックを使用しダイス判定で報酬やペナルティが決まる。そりゃ盛り上がりますわ。ひっさしぶりのプレイだったが改めて良いゲームだなと。 pic.twitter.com/WLkgRCDHJU
— ナハリ (@el_nahari) December 10, 2017
年内にもう一度遊びたいボードゲームを一つだけ挙げろと言われたら、物凄く悩むけどやっぱアバブ&ビロウかなって。
— 千裕 (@ricken620_20) December 19, 2017
探検で潜る度ゲームブックを読むっていう異色な感じで冒険のリターンがちょっと少ない気もするけど冒険のわくわく感が良い感じに再現されてる気がするんだ。 pic.twitter.com/mo13TsctsF
購入できるお店は?
「アバブ&ビロウ 完全日本語版」は、Amazon・楽天・駿河屋で購入できます。
(※私も予約済みなので、購入後はプレイの感想を追加しますね)
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