評価
★ ★ ★ ☆ ☆
基本情報
人数 | 1~4人 |
---|---|
時間 | 15~20分 |
言語依存 | なし |
対象年齢 | 12歳以上 |
デザイナー | イイダテツヤ |
アートワーク | イイダミカ |
版元 / 販売元 | YAMATO GAMES |
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テーマ
アニマル・ヴィレッジは、小箱サイズでありながら、ワーカープレイスメントを手軽に楽しめるカードゲームです。
舞台は「どうぶつ村」!今年一番の農場主を決める収穫競争が始まります!
ルールの概要
アニマル・ヴィレッジは非常にシンプルなワーカープレイスメント・ゲームです。
ゲームは7ラウンドにわたっておこなわれます。各ラウンドでプレイヤーは動物(ワーカー)を使ってアクションを実行します。
動物(ワーカー)の数は、4ラウンド目までは1匹で、5ラウンド目になると2匹に増えます。
終了時にもっとも勝利点を獲得している人の勝ちです。
動物を配置してアクションを実行
手番でやることは動物(ワーカー)を配置して、アクションの実行! とても分かりやすいです。
1ラウンド目に選べるアクションは「スタートプレイヤーの獲得」「畑」「花壇」「牧場」「資金の獲得」「投資」です。
「資金の獲得」を除き、すでに誰かのワーカーがいるアクションは選べません。
「畑」「花壇」「農場」は、それぞれ対応する山札から1枚を獲得するアクションです。引いてきたカードはひっくり返さず、裏向きのまま、自分の前に並べます。
なぜなら、アニマル・ヴィレッジではカードの両面を使って収穫物を管理するからです。
「畑」にはカブ、「花壇」には花、「農場」には羊が描かれていますが、裏向きのままのカードはどれも1勝利点です。
ただし、ゲーム中にカードをひっくり返すことができれば2~4点の収穫物に変化します。
「投資」は、「畑」などよりも強いアクションです。2金を支払うことで、カードをひっくり返して獲得できます。
徐々に選べるアクションが増える
2ラウンド目以降は、ラウンド開始時に、選べるアクションが1つずつ増えていきます。(アグリコラと同じです)
増えるアクションは「カブを増やす」「花を増やす」などで、1ラウンド目に選べたアクションを発展させた内容になっています。
「カブを増やす」は、自分の前にあるカブのカードをひっくり返すアクションです。
「~を増やす」でひっくり返した面の絵柄では、収穫物が2~4つに増えたり、ピンク色の新種になったりします。ひっくり返すまで何になるか分からないワクワク感があります。(新種の収穫物をうまく集められればボーナス点が入ります)
一見すると「運」だけのシステムに感じますが、カードの内訳はサマリーで全員に公開されているので、どの収穫物をひっくり返すと得点が伸びやすいか、そしてそのためにはスタートプレイヤーになるべきなのか、それとも資金が必要なのか、などの思惑が錯綜します。
ちなみに、1金はゲーム終了時に1点になります。ほかにも、ゲームごとに得点方法が追加される「テーマ点」という要素があって、小さな工夫が随所に見られるゲームです。
Twitterのプレイ投稿
Twitterのプレイ投稿をご紹介します。とはいえ、ツイートしている人はかなり少ないですね。あまり人目に触れられていないゲームという印象です。
Animal Village🐮 畑と牧場と花壇をうまく経営し、収穫王を目指すゲーム。アクションカードを使って金を稼いでいけばいい。ルールが簡単ですぐなじんでできる。7ラウンドまであるからまあ、時間もある程度かかるのでちょうどいい。#ボードゲーム #AnimalVillage #アニマルヴィレッジ pic.twitter.com/aGTCExjzDI
— 黄鬼@鬼ヶ島 (@kioni_onigasima) August 11, 2019
11点…ピンク揃わなかったの悲しみ…#アニマルヴィレッジ pic.twitter.com/6GLYeGcnYh
— はくと@クトゥルフやりたい (@haku_fight) March 29, 2019
アニマルヴィレッジ★
— ボードゲームを紹介する山田三郎bot(一郎監修) (@BGintro3) August 23, 2019
PLは農地を広げ、村一番の収穫王を目指します。ゲームごとにボーナス得点の作物が変わったり、お金がないと物資が手に入らなかったり、メリハリのあるワーカープレイスメントです。デザイン性が高いアートワークで、見ているだけでも楽しいかも。pic.twitter.com/Oo1lf78sBa
感想
小箱カードゲームでワーカープレイスメント、といわれると、どうしても不安が先だって期待値は下がってしまうのですが、思ったよりも"良かった"作品です。
深みはないですが、柔軟性というか、リプレイ性があります。15分前後で終わるので、ちょっとした待ち時間なら全然アリです。
なにより、デザインが可愛い。そして、アイコンが分かりやすい、サマリーがあるからルール漏れの心配がない、など、気配りが行き届いています。
ただ、製作元のYAMATO GAMESさんは、2018年11月末に活動を休止しています。残念です…。
次は、デッキ構築で作った「バード・オブ・ハピネス」を遊んでみたいですね。
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