評価
★ ★ ★ ★ ☆
基本情報
人数 | 1~4人 |
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時間 | 20~30分 |
言語依存 | なし |
対象年齢 | 8歳以上 |
デザイナー | Reiner Knizia |
アートワーク | Claus Stephan |
版元 / 販売元 | Pegasus Spiele ホビージャパン |
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ゲームの概要
「AXIO(アクシオ)ロータ」は、ライナー・クニツィア氏によってデザインされた、ノンテーマのタイル配置ゲームです。
手番でやることは、タイルを1枚出して、得点を入れて、新しいタイルを引く。これだけ! というとてもシンプルなボードゲームです。
セッティング時、それぞれのプレイヤーは、ランダムに選んだ12枚のタイルで自分の山札を作ります。(残ったタイルは、いったん脇に避けます)
さらに、自分の得点を記録する個人ボードを受け取ります。この個人ボードの得点を上げていくことが、ゲームの目的です。
山札からタイルを1枚引いて、手札として持ったら、ゲームスタートです!
タイルを繋げて得点化する
「アクシオロータ」では、手番にまず、手札として持っている1枚のタイルを共通の場に出します。
タイルは、ゲーム開始時には2×2の4枚が正方形にセットされています。
タイルを出す際には、すでにテーブルにセットされているタイルに隣接させなくてはいけません。(斜めのみの隣接はNGです)
「アクシオロータ」のタイルは、4隅に、黒い円の4分の1が描かれている不思議な模様をしています。
黒い円のなかには、得点ボードに対応した5色のマークが描かれています。(※正確には、何も描かれていない場合もあるため、5色+1ブランク=6パターンがあります)
配置した結果、繋がった円のなかに同じマークがあると、そのマークの得点が入ります。
例えば↑の写真のようにタイルを繋げると、左下の紫、左上の赤が、得点化されます。
獲得できる点数は「もともとの円のなかに同じマークがいくつあったか?」で決まります。
↑の写真の例では、紫が1点、赤が2点です。配置したタイル自体は点数にカウントしません。
また、マークの描かれていないただの黒い隅は、配置時に好きな色として宣言できます!
この【ワイルドカード】の性能は配置時にのみ有効で、手番が終わると「ただの無色」に戻ります。以降は、得点化にいっさい絡まなくなるため、ほかのプレイヤーの邪魔をするのにも役立ちます!
タイルプレイ後の得点化まで終われば、新たな手札を補充して、次のプレイヤーに交代します。
手札は常に1枚なので「どのように置いていくのか?」を【運】を踏まえて考えていきましょう!
もっとも低い点数のマークが最終的な勝利点
ゲームが進むと、各マークごとに点数が伸びていきますが、最終的には「もっとも低い点数のマークだけが勝利点」になります!
つまり、↓のような状況だと、もっとも低い黄色の2点だけが最終的な勝利点です!(笑)
ちなみに、全員が12枚の自分のタイルをすべて使ってしまうと、ゲームは終了です。
言い換えれば、たった12回しかタイルを配置できないので、効率のいいゲーム運びが求められます。
何かのマークが12点に到達すると追加手番をおこなえる!
「アクシオロータ」では、なにかの色が得点ボードの12の欄に到達すると「AXIO(アクシオ)」という追加手番を実行できるようになります。
追加手番では、セッティングのときに余った残りのタイルを使います! このため「AXIO」ができれば、ほかのプレイヤーよりもタイルを置く回数を増やせます!
この追加手番のルールが、良いスパイスになっています。
勝利点になるのは最低点数のマークだけなので、基本的には5色すべてを満遍なく得点化していくのがセオリーなのですが…「AXIO」を狙った動きも、戦略的で、効果があります!
Twitterのプレイ投稿
Twitterのプレイ投稿をご紹介します。分かりやすいルールのわりに、なかなか悩ましいゲーム性が好評のようです。
アクシオロータ初プレイ
— こくてん@ボードゲーム (@k_tend_board) February 24, 2020
タイル配置ゲーム。
配置した所に接しているアイコンが得点になるシンプルさが良い。でも最低得点が低い人が負けるので、皆して手持ちタイルをクルクル回して悩む場面がシュール。
負けたけど、次回の作戦を考えられたので再戦予定。
お薦め度☆☆☆☆#ボードゲーム pic.twitter.com/i0KwsFfmgD
アクシオロータ
— なとり (@VtodKEww5V8pl3f) January 30, 2020
クニツィア先生らしいジレンマが体感できるゲーム🎶
●の中で一致した図形マイナス1、の分だけ得点がもらえる(説明が難しい)💦
しかし最終的な点数は「一番得点をもらっていない図形」となるので、まんべんなく得点していかなければならない😤
最後のピースが奇跡を起こして勝てた🙌 pic.twitter.com/mg7oRm6oK0
アクシオロータ
— ジョン (@pops2beat) January 29, 2020
ルールは分かりやすくなかなか悩ましい‼️
同じ色を多く重ねれば高得点の機会が増えるけどそれは相手にも同じこと‼️
引き運も相まりなかなか悩ましい‼️
ギリギリ一点差で負けたー😭 pic.twitter.com/uaBzo1Lc0z
感想
面白いと思います。
いや、正直に言うと「ちょっと物足りないか?」と「面白い」の、なんだかんだ「面白い」寄りのゲームです。
頭の体操、的なゲームと考えると良いと思います。
「クニツィアさんが片手間に作ったんだろうな~」っと感じるんですが、それでも、さすがベテランというか、さすが数学者というか、絶妙なバランス感覚です。
2,000円以下で買える小品としては、全然アリでしょう。
ルールが簡単でミスが起きないので、ふとしたときに引っ張り出して遊ぶのにも向いています。
購入できるお店は?
「AXIO(アクシオ)ロータ 日本語版」は、Amazon、または、駿河屋で購入できます。
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