基本情報
人数 | 2~4人 |
---|---|
時間 | 60分 |
言語依存 | なし |
対象年齢 | 14歳以上 |
デザイナー | Reiner Knizia |
アートワーク | Jonas Hassibi David Prieto |
版元 / 販売元 | Ludonova アークライト |
BGGのページはこちら |
ゲームの概要
「バビロニア」は、ネブカドネザル2世の時世の、メソポタミア南部の繁栄をテーマにした陣取りタイプのボードゲームです。
紀元前6世紀、ネブカドネザル2世の治世により、ネオ・バビロニア帝国は再興を果たそうとしていました。チグリス川とユーフラテス川のおかげで都市と農地は豊かになり、さまざまな場所にジッグラトが築かれました。
プレイヤーたちは、貴族と農民をマップ上に配置して、ネオ・バビロニア帝国での影響力を高めていきます。都市や農地、そしてジッグラトが得点をもたらしてくれます。
デザイナーは「エルドラドを探して」「モダンアート」「ラマ」などを手掛けた、ユーロゲーム界の巨匠、ライナー・クニツィア氏です。
手番では手札のトークンを配置して得点化するだけ
「バビロニア」のルールは非常にシンプルです。
自分の手番では「①手札5枚のなかからトークンを選んで配置する」「②盤面の状態に応じて得点を得る」「③手札が5枚になるまで補充する」という一連の流れを実行します。
手札のトークンを配置する方法は、2通りあります。
- 手札のトークンを2枚配置する(貴族か農民か問わず)
- 手札の農民トークンを3枚以上配置する
陣取りゲームなのでたくさんのトークンを配置したいところですが、貴族を使う場合は上限が2枚になってしまいます。
ゲームで使用するトークンには、商人・役人・司祭・農民があります。そのうち、商人・役人・司祭が「貴族」です。
貴族は都市の得点化に影響を与えますが、農民は農地による得点に関係します。
詳しくは割愛しますが「都市に隣接して置いたら得点」「農地に農民を置いたら得点」といった具合で、得点化のハードルはとても低いです。ポンポンと手軽に点数が入りますが、そのなかで「どうやって、より点数を伸ばしていくのか」が重要になります。
マジョリティでジッグラトの獲得者を決める
メインボード上にあるジッグラトの周囲が埋まると、包囲に加わっているプレイヤーのなかでマジョリティをチェックします。
もっとも多くトークンを配置しているプレイヤーはジッグラトの支配権を握ったことになり「ジッグラトカード」を獲得できます。
ジッグラトカードの効果は「追加手番をプレイする(使い捨て)」や「手札上限が7枚になる(継続)」などで、かなり強力です。
しかも、ゲームで使用するカードは、セッティング段階から公開されており、早い者勝ちで獲得できます。
ジッグラトの包囲が終わるタイミングを見極めつつ、上手くトークンを配置していくことが求められます。
各プレイヤーのトークンセットは独立している
「バビロニア」では、それぞれのプレイヤーは自分自身のトークンセットから手札を引きます。
つまり、各自のトークンの割合は平等です! 運が悪くて「ゲームを通して貴族を全然引けなかった!」というアクシデントは起きません!
同じくクニツィア氏の陣取りゲームである「ライン公国」では共通の山札を使用していましたが、「バビロニア」では一定の公平さが設定されたことになります。
トークンは各自30枚持ちで、手札は5枚。「誰かの手札が無くなること」がゲームの終了条件の1つにもなっているので、陣取り×ハンドマネジメントを存分に楽しめそうです。
購入できるお店は?
「バビロニア 完全日本語版」は、Amazon・楽天・駿河屋で購入できます。
コメントする