基本情報
人数 | 4~8人 |
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時間 | 30~45分 |
言語依存 | カードにテキストあり。日本語版が望ましい。 |
対象年齢 | 10歳以上 |
デザイナー | Nicolas Normandon |
アートワーク | Pierô |
版元 / 販売元 | Matagot アークライト |
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アークライトの新作「バハマ 完全日本語版」について、どんなボードゲームなのか、調べてみました。
テーマ
強盗は完璧だった。何の問題もない。バッグのなかには100万ドル。バハマ行きのフライト。そう、この計画は完璧だった。
「バハマ」ルールブックより(拙訳)
「バハマ ~ただいま絶賛墜落中!~」は、いままさに墜落しつつある飛行機のなかで繰り広げられる、強盗団の仲間割れをテーマにしたボードゲームです。
プレイヤーたちは、銀行を襲って大金をゲットしたばかりの強盗団です! 用意していたチャーター機でバハマに逃げている最中に、なんとエンジンが壊れました!
しかも、おっと、パラシュートの数が足りないぞ…?
全員がその事実に気がついたとたん、強盗団の結束はあっけなく崩れました!
なんとしてでも、自分のパラシュートを確保しなくてはなりません! そして、もちろん、盗んだ札束もかき集めるべきでしょう!
飛行機がクラッシュしたときに、無事に脱出できており、かつお金をたくさん持っているプレイヤーの勝利です!
しかし、もしかすると、この騒動そのものが、FBIの捜査官が仕組んだ罠かもしれません…。
ルールの概要
「バハマ」は、ダイスロールで出たアクションを順番に実行していく、手軽なルールのゲームです。
ゲームを通じて、何人かが持っているはずの「パラシュート」をどうにかして奪い、さらに、手元の札束カードも増やしていきます。
また、固有の特殊能力が与えられているキャラクターが10人も用意されているので、遊ぶたびに違った戦略を楽しめそうです。(キャラクター能力は初めから公開されています)
順番にダイスを選んでいく
「バハマ」では、まず、スタートプレイヤーが【プレイヤー数よりも1つ少ない数のダイス】を振り、テーブルの中央に並べます。
そのプレイヤーは、続いて、ダイスを1つ選んで取り除き、出目に応じたアクションを実行します。
ダイス目には「アクションカードを引く」「札束カードを引く」「キャラクター能力を使う」などのアクションが描かれています。
「バハマ」のえげつない…というか、大人げないのは、カード効果やキャラクター能力が相手を攻撃するものばかり、というところです(笑)
相手のカードを奪ったり、捨てさせたりする効果が満載です。
そもそものゲームの方針が「攻撃してでもパラシュートを確保する」なので、ほかのプレイヤーをバンバン狙い撃ちします!
アクションを実行したあとは、次にダイスを使用するプレイヤーを指名します。
結果、はじめに振ったダイスの数が足りていないために、アクションを実行できない人が出てきます。この最後に残ったプレイヤーが、次のスタートプレイヤーとなります。
(1手番少ない代わりに、次は選択肢が増え、自由に行動しやすくなるルールですね)
勝利条件は2パターンある
「バハマ」では、実は2パターンの勝利条件が用意されています。
1つ目は、オーソドックスな【墜落カードが引かれたタイミングで無事に脱出できた+そのなかでもっとも多くのお金を持っていた】という勝利条件です。
そして2つ目は【墜落カードが引かれる前に3枚のFBIカードを集めた】です。
この2つ目の条件が達成された場合、飛行機は墜落せずに、ゲームが終了します!
みんながパラシュート集めに躍起になっているあいだに、こっそりと別のアイテムを探すスリル…。
ちなみに、強盗団のなかに紛れ込んでいたFBI捜査官が飛行機を無事に着陸させ、全員を逮捕した、ということらしいです(笑)
「バハマ」は「正体隠匿型」の変形タイプか?
すでに公開されている海外版のルールブックを読んだ限りだと、「バハマ」は「正体隠匿型の変形タイプ」という印象があります。
なぜなら、飛行機に備え付けられていた「パラシュート」(アクションカードの1種)は、ゲーム開始時にランダムで配られているからです。
例えば、5人プレイなら3枚、8人プレイなら5枚、というふうに、枚数も公表されています。
ゲーム中に引ける山札のなかには他にも脱出アイテムが含まれてはいますが、基本的には「だれかが持っているパラシュートを奪う」か「FBIになってゲームを終わらせる」の2択になるでしょう。
そして、みんなが攻撃し合うため「いま誰が何を持っているのか?」が常に変化していく仕組みになっています。
この探り合いのなかで、もしかすると、複数枚のパラシュートを溜め込む極悪人も出てくるかもしれません。
「え、どこにも無いんだけど!?」「パラシュートをよこせ!」といった、ワイワイ感を楽しめそうです。
(手札上限はありますが、パラシュートを複数手に入れること自体は禁止されていません)
Twitterのプレイ投稿
Twitterのプレイ投稿をご紹介します。とはいえ、日本語版の発売直後なので海外のツイートだけです。
BGGのコメントと合わせてみると「友人や家族と遊ぶのに良いパーティゲーム」「カジュアルで、すぐに楽しめる」という評価が見られますね。
On a terminé par Bahamas!! Heureusement, j'échappe au crash de l'avion grâce à un parachute mais je ne serai pas la plus riche! Vraiment très sympa!! @EditionsMatagot #j2s #Boardgame #bahamas pic.twitter.com/WgAApk8BPV
— Lucie Bezio-Mari (@LucieBezio) June 9, 2019
I ended with $1.7 million and YET I LOST!!! Was still a fun game, tho!
— Never Bored Gaming (@NeverBoredGames) February 7, 2020
Bahamas by @editionsmatagot .
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購入できるお店は?
「バハマ ~ただいま絶賛墜落中!~ 完全日本語版」は、Amazon、または、駿河屋で購入できます。
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