基本情報
人数 | 1~4人 |
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時間 | 75~150分 |
言語依存 | カードに少しテキストあり。完全日本語版がおすすめ。 |
対象年齢 | 12歳以上 |
デザイナー | Andreas "ode." Odendahl |
アートワーク | Javier González Cava |
版元 / 販売元 | Frosted Games アークライト |
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テーマ
「クーパー・アイランド」は、大航海時代に発見された「クーパー島」の開拓をテーマにしたボードゲームです。
探検の時代、大西洋を漂っていた船のデッキで、一匹の犬が水平線をじっと見つめていました。しかし、乗員たちには何も見えません。
船の進路が変わると、彼は激しく吠えたてます。まるで、そこになにかがあるかのように…。
長い航海のなかで、誰よりも早くに島を見つけた一匹の愛犬「クーパー」にちなんで名づけられた島。――プレイヤーたちは「クーパー島」の別々の場所に上陸し、島の調査・開拓を開始します!
島にどんな自然が広がっているのか、まだ誰にも分かりません。
プレイヤーたちにあるのは、それぞれ2隻の船と、探索・開拓を担ってくれる労働者(ワーカー)です! 船、ワーカー、資源、資金をやりくりし、もっとも島を開拓できたプレイヤーの勝利です!
ルールの概要
「クーパー・アイランド」のゲームシステムは、簡単にいうと、ワーカープレイスメント×タイル配置です。
とはいえ、ルールの量が非常に多いため、すべてを紹介するのは難しいです。「ルール説明に30分はかかるゲーム」というのを、1つの判断基準にすると良いでしょう。
2隻の航路が勝利点になる
「クーパー・アイランド」のとくに特徴的なルールは、船が動いた距離がそのまま勝利点になることでしょうか。
ゲームの舞台になるクーパー島は、半島がいくつも突き出した不思議な形をしています。プレイヤーたちは、それぞれの半島の先端からゲームを始めます。
各プレイヤーが所有する2隻の船のうち、1つは時計回りに、もう1つは反時計回りに島を周ります。
もちろん、航路は、ただの勝利点トラックではありません!
もしも航路上に小島タイルがあった場合は、通過したプレイヤーは恩恵を受けます。重要なのは、半島はほかのプレイヤーのエリアまで繋がっているということです!
当然、序盤は自分の担当する半島を探索しますが、島の中心部までたどり着くと、次は隣のプレイヤーのエリアも進んでいくことになります。
航路の後戻りはできません! 序盤は自分を助けてくれた小島タイルが、終盤はほかのプレイヤーの助けになるかもしれません。
タイル配置によって島の資源が大きく変わる
「クーパー・アイランド」のワーカーを使ったアクションは多岐に渡りますが、メインになるのは島タイルの配置です。
沿岸を周っているだけでは開拓は進みません! 島の内部を明らかにし、場合によっては改良し、開拓地を作る必要があります!
「クーパー・アイランド」で登場する資源は、木材・石材・食料・金・衣類です。島にタイルを配置すると、対応する資源が産出されます。
そして、産出される資源の価値は、同じタイルを重ねて置くことで上昇します!
例えば、2枚の森林タイルが重なっている土地は、価値2の木材を産出してくれます。「手札のタイルをどのように配置するか?」というパズル的な要素も重要になるゲームです。
カツカツなリソースマネジメント
「クーパー・アイランド」の資源管理は、かなりカツカツです。
「労働者に食料を払えないと船が止まる」「倉庫に保管した資源は価値1になる」「余分な支払いになってもお釣りが出ない」などのマゾいルールが、ゲーム全体をキリキリと締め上げています(笑)
一方で「ほかのプレイヤーが選んだアクションでも1金を渡せば選べる」という、悪魔のようなルールもあります。
「このタイミングでお金を払って大丈夫なのか…?」と、悩まされるのが目に浮かびます…!
ゲーム自体は5ラウンドで終了です。とはいえ、プレイ時間は2~3時間とみるほうが良いでしょう。
上級ワーカー、地図製作者、彫像の建築、目的カードなど、ここでは触れなかった要素もふんだんに盛り込まれた、骨太のゲームです!
予約できるお店は?
「クーパー・アイランド 完全日本語版」(2020年9月25日発売予定)は、Amazon・楽天・駿河屋で予約できます。
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