評価
★ ★ ★ ☆ ☆
基本情報
人数 | 2~4人 |
---|---|
時間 | 45分 |
言語依存 | なし |
対象年齢 | 10歳以上 |
デザイナー | Régis Bonnessée |
アートワーク | Biboun |
版元 / 販売元 | Libellud ホビージャパン ほか |
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テーマ
ダイスをアップグレードする
「ダイスフォージ」ルールブックより
ダイスフォージは、成長を重ねながら、神々の偉業を成し遂げていく英雄たちをテーマにした、ボードゲームです。
プレイヤーは英雄の1人となって、ほかのプレイヤーよりも多くの偉業を成し遂げることを目指します。
英雄たちのパワーの源は「太陽」と「月」、そして「お金」です!
自分の持っているダイスを 鍛錬=フォージ すべし!
プレイヤーたちはそれぞれ2つのダイスを持っており、カスタマイズを繰り返すことで、英雄の成長を体現できます。
ルールの概要
ダイスフォージでは、大きく分けて以下のフェイズでゲームが進みます。
- 全プレイヤーがダイスを振って恩恵を受ける
- 手番プレイヤーが「ダイス面の購入」か「カードの獲得」を実行する
(正確には、1と2のあいだに「カード効果を発動する」というのがありますが、割愛します)
全員が時計回りに1手番ずつ実行したら1ラウンド終了です。
規定ラウンド(2人、4人プレイは9ラウンド、3人プレイは10ラウンド)でゲームは終わります。それまでにより多くの勝利点を獲得していたプレイヤーの勝利です。
以下では、それぞれのフェイズについて、もう少し詳しく解説していきます。
全プレイヤーがダイスを振って恩恵を受ける
フェイズの開始時には、全員がダイスを振って、出た目に応じて「お金」「太陽」「月」のリソースを獲得します。
リソースは個人ボードで管理します。それぞれには上限が設定されており、超えた分はもらえません。
ダイスフォージの重要なところは、だれの手番であっても、全員がリソースを獲得することです。
例えば、4人プレイであれば、1ラウンドに2×4=8ダイス分のリソースを得ます。
かなりハイペースなため、きちんとリソース管理しないと、すぐに上限に達してしまいます!(上限を解放するカード効果はあります)
手番プレイヤーが「ダイス面の購入」か「カードの獲得」を実行する
全員がリソースを得ると、次は、手番プレイヤーだけが「ダイス面の購入」か「カードの獲得」をできます。
※両方を実行することはできません。
ダイス面は市場ボードから購入する
ダイス面の購入は「ダイスフォージ」のもっとも特徴的な行動です。
「お金」を使って市場ボードから部品を購入し、自分の持っているダイスをカスタマイズします。
購入した部品は、ただちに自分のダイスに組み込みます。つまり、不要だと思う面を実際に取り外し、新しいものと付け替えます。
当然ながら、市場ボードで売られているダイス面は性能が良いです。「6金」とか「2勝利点+2太陽」とか…。初期ダイスは「1金」などで作られているので、性能の高さが際立ちます。
このようにカスタマイズを繰り返していきながら、最強のダイスを構築していくのが「ダイスフォージ」の醍醐味です。
ちなみに、市場ボードには、2/3/4/5/6/8/12金の購入エリアがあり、コストさえ支払えば、複数の部品を買うことも可能です。
ただし、1つの購入エリアから、同時に2つ以上買うことはできません。このため「2金で1つ、5金で1つで、計7金の支払い」という動きになります。
「太陽」「月」を使ってメインボードの偉業を1つ達成できる
手番プレイヤーは、勝利点や特殊効果を得るために、メインボードにある偉業カードを獲得することもできます。
偉業カードを得るのに必要なリソースは「太陽」「月」です。
「ダイスフォージ」では、どんなに強いダイスを作ったとしても、偉業カードを獲得しなくてはゲームに勝てません!
偉業のなかには1枚で10勝利点や20勝利点を得られるカードや、手番開始時に特殊な効果(追加でダイスを振るなど)を使えるものがあるからです。
ダイスのカスタマイズにばかり注力せず、上手に偉業を達成していくことが重要です。
(偉業カードにはいくつかの組み合わせがあり、ゲームのたびにセッティングを変えて遊べます)
また、偉業カードを獲得する際には、自分のポーンを、そのカードのマスに動かす必要があります。
移動にコストはかかりません。が、移動先のマスにほかの人のポーンがいた場合、押しのけることになります。
押しのけられたプレイヤーは、ボーナスとして、ダイスを振ってリソースを獲得します!
個人的には「なんで!?」っと釈然としないルールなんですが、これにより、他人の行きたくなる場所に先に動く、というプレイングが重要になります。
2太陽で追加アクションできる
手番プレイヤーは、アクションを実行したあとに「太陽」を2つ支払うことで、追加アクションを実行できます。
もう一度「ダイス面の購入」か「カードの獲得」を選んで実行できます。
追加アクションは1手番に1度だけ使えるブーストシステムなので「6太陽を支払って3アクションを追加!」みたいなことはできません。
Twitterのプレイ投稿
Twitterのプレイ投稿をご紹介します。ダイスを改造するというギミックの受けがとても良いです。また、アートワークも鮮やかなので、写真にも映えますね。
ダイスフォージやっとやった
— さとう みお (@miosato3010) January 2, 2020
おもしろいじゃん!!!! pic.twitter.com/kD0D0b3lTM
ダイスフォージ。
— 戸塚工房 (@tozukachuou) January 20, 2020
ギミック!ギミック!!
自分でサイコロを構築出来るなんて楽しいに決まってるじゃないですか。
ゲーム自体はかなり簡単。
全員自分のサイコロを振って出目の資源を得る→手番の人はアクションを行う、という流れなので3人プレイなら10ラウンドで30回振ることが出来る。 pic.twitter.com/8lElc8HCBy
#ダイスフォージ リベリオン女神入り。すごろくでゴールして2歩下がってまたゴール、が物凄ーく強かった。拡張が入って、しばらく遊べそうな感じ。すごろく要素が結構いい感じに機能してる。かさばるので、準備と片付けが面倒なのが難点。基本だけよりこっちの方が好み。いきなり拡張入りでも問題なし pic.twitter.com/TjuRra4yCB
— ファズ@ボドゲファン人 (@bgfan_jinn) March 8, 2020
感想
やはり、ダイスをカスタマイズしていく、というのが唯一無二な感じがあって魅力的です。
ただ、個人的な評価は星3!
「思ったよりもダイス面の付け替えにワタワタしてしまう」というのが1番の欠点です。
あと、カスタマイズできるとはいえ、結局はダイス運に左右されるため、ジレンマが弱いようにも思っています。ぐぬぬ…っとあまりなりません。
ただ、拡張も出ているし、BGGのレートでも7点台なので、世間の評価は高いです…。
購入できるお店は?
「ダイスフォージ 日本語版」は、Amazon、または、駿河屋で購入できます。
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