評価
★ ★ ★ ★ ☆
基本情報
人数 | 2~4人 |
---|---|
時間 | 5~15分 |
言語依存 | なし |
対象年齢 | 8歳以上 |
デザイナー | 中村良 |
アートワーク | 伊勢雅徳 |
版元 / 販売元 | ラディアスリー株式会社 |
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ゲームの概要
FILLITは、テーマ無しのシンプルな陣取りゲームです。
交互に駒を動かし、自分のチップをすべて置ききったプレイヤーの勝利という、とても分かりやすいルールながら、情報がすべて見えているため"読み合い"が熱くなるゲームです。
ゲームマーケット大賞2019の「優秀賞」を受賞しており、バージョンによってコンポーネントが違います。
6角形のマスがハチの巣のように集まったボード上を、それぞれのポーンが移動することでゲームは進みます。
2~4人対応のゲームですが、4人で遊ぶときは2対2のチーム戦になります。座席はどの位置でも良いですが、チームごとに交互にプレイしていくよう順番を決めます。
(この記事では4人プレイ時の内容を書いています。2~3人で遊んだ場合は、仲間がいないだけで、要領は同じです)
手番でやることは「自分のポーンを動かす」と「自分のチームの石を1つ動かす」の2つで、どちらを先に実行するかは自由です。
自分のポーンを動かす
ボード上のポーンを、障害物にぶつかるまで、どこかの方向に動かします。
障害物になるのは、ボードの黒い部分にあたる壁・ポーン・石の3つです。(「ハイパーロボット」や「それは俺の魚だ!」をイメージすると分かりやすいです)
ポーンを動かしたら、通ってきた道に、自分のチームのチップを置きます。
チップは全部で25枚で、先にすべて置ききったチームの勝利です。分かりやすい!
通過した位置に相手チームのチップがあった場合は、取り除き、自分チームのチップに置き換えます。
自分のチームの石を1つ動かす
自分のチームの石を、1つ隣のマスに動かします。ポーンと違って、複数マス進むことはないですし、チップを置くこともないです。
石の移動の特徴は、移動先にポーンやチップ、石があった場合に、互いの位置を入れ替えることです。
相手の進路を塞ぐために動かすだけでなく、自分のポーンを有利なルートにズラすことにも使えるので、石の扱いが勝利への鍵になります。
Twitterのプレイ投稿
Twitterのプレイ投稿をご紹介します。シンプルなルールなのに奥が深い、という評価が見られますね。また、2~3人で遊ぶ人が多いようです。
FILLITをプレイ!真っ直ぐにしか考えられない症候群で勝利を逃しましたグリュックスもだけど最近こういう系のゲームよくプレイするなあ☺️ルールは簡単、でもしっかり悩みます(´-ω-`) pic.twitter.com/x9blOL68VO
— ソラコ@光る棒をグルグルする練習中 (@sorako_sorairo) 2019年12月1日
家内とFILLITで対戦中 pic.twitter.com/BV63PWOYir
— ウチンダ•カー (@uchibic) 2019年12月1日
昨日買った #fillit を友達と対戦。シンプルなのに頭使うけど楽しい!個人的には大きい盤面の方が面白いと思う。 pic.twitter.com/7AU4rBe7Bc
— なっく (@nakhid06) 2019年12月1日
感想
良いゲームです!とても分かりやすいルールで、しかも先読みがしやすいので、ゲーマー・非ゲーマー問わず、楽しめると思います。デザインもスッキリしていて好印象!
ただ「先手プレイヤーが有利かな~」という印象はあります。後手は守りに入ってしまうと厳しいかな?
公式ではプレイ時間5~15分ですが、完全に情報が見えているので、考え込んでしまう人がいると20~30分ぐらいにはなりそうです。
読み合いがゲームのキモなので、長考が許容される雰囲気で遊びたいですね。
公式の別ルール「JAMIT」が公開中
FILLITの製作会社であるラディアスリーは、2020年4月25日に、同じコンポーネントを使用した「JAMIT」というゲームのルールを公開しました。
「JAMIT」は、メダルゲームのように、コイン(カラーチップ)を落としていくゲームです。
追加の道具は必要ないので「FILLIT」を持っている人は遊んでみると良いでしょう。
▶「JAMIT」のルールはこちら(ラディアスリー公式サイト)
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