基本情報
時間 | 15分 |
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言語依存 | 日本語版でないと困難 |
対象年齢 | 4歳以上 |
デザイナー | Roméo Hennion |
アートワーク | Arnaud Boutle |
版元 / 販売元 | dV Giochi すごろくや ほか |
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ゲームの概要
「ドラゴンをさがしに」は、読者の選択によって物語の展開が変わる、風変りな絵本です。
一般的な絵本と違って、
- 3人のなかから主人公を選べる
- 選択肢によって物語が分岐する
などの特徴があります。
大人が読み聞かせる場合は4歳ぐらいの子どもから対象ですが、ひらがなとカタカナが読める小学生ならば1人でも楽しめます。
もともとはフランスの絵本で、2020年2月に「すごろくや」が翻訳・刊行しました。
3分割されたページによって物語が分岐する
「ドラゴンをさがしに」のもっとも特徴的な点は、本のページが3段に分割されていることです。
タイトルのとおり、主人公はドラゴンを探すために旅に出るのですが、いくつかの選択肢から行動を選べます。(全部のページが3分割されているわけではないです)
例えば、上記の写真であれば、川に沿って歩いていくことに決め、一番下の段をめくっています。ほかの方法であれば、別の段をめくることでしょう。
なにか出来事が起きたときにも選択肢が現れ「どうする?」を当事者の視点で楽しめます。
ちなみに、子ども向けの絵本なので、大人向けのいわゆる「ゲームブック」のように本の途中で脱落することはありません。(選択肢によって結末は変わります)
四隅についたディスクで主人公の状態を管理する
「ドラゴンをさがしに」の本の4隅には、くるくる回せるディスクがついています。
このディスクは「けがをした」とか「どうぐを手に入れた」などを管理するのに使います。
物語の臨場感が増しますし、本と一体になっているので、途中で主人公の状態を忘れてしまう心配がありません。
読み聞かせている場合は、子どもに注意を向けさせる役にも立つでしょう。
Twitterの投稿
Twitterのプレイ投稿をご紹介します。実際にお子さんと一緒に楽しんでいる親御さんが多いようです。
ドラゴンをさがしに
— ひしょろぼ (@hisyolobo) February 18, 2020
ゲーム絵本って感じで、読み聞かせながら何度も楽しんでいました!
3回目でクリアー
キャラが3人いて、選択でストーリーが分岐していくのでまだ楽しめます。
ゲームというよりも物語への導入に最適!
ワクワクドキドキしてる子供の顔っていいですねー pic.twitter.com/Hf41z0SF7U
3歳になった娘と「ドラゴンをさがしに」行きました。今日だけで2回行きました。 pic.twitter.com/sUzzvJyinC
— しぶ (@tumaboku_shibu) February 16, 2020
天気の悪いに一緒に読もうと思って押入れに隠しておいたゲームブック「ドラゴンをさがしに」を先日の雨の日に解禁。一緒に読んだ後、あらゆるパターンを夢中で試すニノヒメ。このゲームブックのシステムに興味津々でした。 pic.twitter.com/iPtUlIBQIs
— mari (@marikub_) April 3, 2020
感想
高円寺の「すごろくや」さんで実物を拝見して、とても出来がよかったので、ご紹介です。(※店員さんに許可をいただいて撮影しています)
「ページが分割されているけど、本の強度はどうだろう?」と疑問に思っていたんですが、かなりしっかりした材質で、繰り返し読むにも問題なさそうでした。
子育て中の人には、とても良さそうです!
ちなみに「ドラゴンをさがしに」は「だいぼうけんに でかけよう」というシリーズ ものになっており、すでに3作目まで日本語版の刊行が決まっています。
購入できるお店は?
「ドラゴンをさがしに 日本語版」は、Amazonで購入できます。
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