基本情報
人数 | 2~4人 |
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時間 | 45~60分 |
言語依存 | なし |
対象年齢 | 8歳以上 |
デザイナー | Wolfgang Kramer Michael Kiesling |
アートワーク | Dennis Lohausen |
版元 / 販売元 | Deep Print Games ホビージャパン |
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ゲームの概要
「リネイチャー」は、汚染された渓谷を自然あふれる状態に復元することをテーマにした、陣取りタイプのボードゲームです。
プレイヤーたちは、自然が、自分の姿を取り戻す(=リネイチャー)のを手伝う立場にあります。
ゲーム開始時、プレイヤーたちは自分の個人ボードに規定枚数のドミノタイルを積みます。4人プレイは13枚、3人プレイは18枚、2人プレイなら26枚。このうち、3枚が手札になります。
ドミノタイルには、下記の画像のような10種類の動物が、上下に描かれています。動物をメインボードに配置していくことで「自然の回復」を表現できる、見た目も楽しいゲームです。
「リネイチャー」の手番でおこなうことは簡単です。
- ドミノタイルをメインボード上に置く
- ドミノタイルを配置できたなら植物コマを置いても良い
- 植物コマを置いたならスコアリングをチェックする
- 山札が残っているなら手札を補充する
ほかにも雲トークンを使った追加アクションもありますが、基本的にはシンプルなルールです。
手番でドミノタイルを置けなかった場合は、単に1枚を捨て札にして「パス」します。「パス」は陣取りへの参加が遅れるので、盤面を見ながらのハンドマネジメントも重要です!
全員がすべてのドミノタイルを使い終わったら、ゲームは終了。ゲームを通じて、自然の回復により貢献できたプレイヤーの勝利です!
簡単にいうと「リネイチャー」は古典ゲームの「ドミノ」を陣取りのフックとして活用したボードゲームです。高品質なドミノタイルと、分かりやすいルールで、幅広い層をターゲットにしています。
ただし、ゲームデザイナーは、ユーロゲーム界が誇るヴォルフガング・クラマーとミヒャエル・キースリングの黄金ペア!「アブルクセン」「炭鉱讃歌」「パリ」といった傑作を20年以上にわたって生み出し続けている両氏なので、深いゲーム性を期待できそうです!
ドミノタイルをメインボード上に置く
「リネイチャー」では、手番に、手札のドミノタイルを配置します。というよりも、ドミノタイルを配置することで、初めて陣取りに参加できるようになります!
なぜなら「リネイチャー」の陣取りは、ドミノタイルをプレイしたあとの「植物コマの配置」でおこなわれるからです!
つまり、配置された植物コマでエリアマジョリティを競います。「ドミノタイルを置けない=植物コマを置けない」となるため、ドミノタイルをプレイできるかどうかはとても重要です。
ドミノタイルの配置条件は?
ドミノタイルを配置するには、以下の条件を満たしている必要があります。
- メインボードの川の上に置くこと
- すでに配置されているタイルと絵柄が一致すること
- ただし、現在のジョーカータイルになっている動物は絵柄が不一致でもプレイできる
基本的には、古典ゲームの「ドミノ」と同じ要領でプレイすると考えて問題ないです。ただし、とくに重要なのは3つ目の項目です。
「リネイチャー」には「ジョーカー」という要素があります。「ジョーカー」に指定されている動物は、たとえ絵柄が違っていても、盤面に出せます!
ジョーカーは全プレイヤー共通です。ゲーム開始時には「蝶」が指定されています。「蝶」の次には「カタツムリ」「カメレオン」「カエル」と並んでおり、雲トークンを使ったアクションで変更できます。
「ジョーカー」の要素があることで、まるでトランプゲームのような色合いも楽しめます。
ドミノタイルを配置できたなら植物コマを置いても良い
手番でドミノタイルを配置できたプレイヤーは、自分の個人ボードから植物コマを配置できます。
配置できるのは、いま置いたドミノタイルに隣接する荒地です。
「リネイチャー」のメインボードには、川と荒地の2つが描かれており、植物コマを置くことで初めて勝利点を得られます。
植物コマを置いたならスコアリングをチェックする
配置した植物コマによって、勝利点を獲得できます。勝利点は「配置した植物コマの大きさ」と「すでに同じエリアに置かれてある植物コマ」によって決まります。1点しか得られないこともあれば、3、4点の場合もあります。
「なんのことやら?」という感じですが、前提として、植物コマには「芝」「潅木」「松」「樫」の4種類があります。芝が小さく、樫はもっとも大きいです。
植物コマを配置したら、まず配置した植物コマで1勝利点を獲得し、次に、同じ荒地のなかにある別のコマの大きさを確認します。
配置した植物以下のコマがあれば、その数だけ追加で勝利点を得られます。
このとき、コマの色は問いません。なるべく大きな植物を置いて追加点を稼ぎたいですが、個人ボードにあるコマの数は限られているため、選択を求められます。
また置いた植物コマによって陣取りのスコアリングがおこなわれることも重要です。
荒地が囲われたらエリアマジョリティを確認する
ドミノタイルの配置によってメインボード上の荒地が囲われるとエリアマジョリティによるスコアリングが発生します!(その荒地は十分に回復したわけです)
このときも、荒地に置かれている植物コマの大きさ(ポイント)が重要になります。
4種類の植物コマには、大きさに応じたポイントが振られています。大きいコマほど価値が高いです。例えば、1番小さい「芝」は1ポイントの価値しかありませんが、もっとも大きな「樫」は4ポイントです。
プレイヤーごとに、囲われた土地の合計ポイントを算出し、1位と2位がそれぞれ追加得点を獲得します!
ただし、ポイントが同数でバッティングした場合は、マジョリティ争いから外されてしまいます!(えげつない!!)
言い換えれば、上手くスコアリングすることで「漁夫の利」を得られる可能性もあります。(狙いたい!!)
また、実は「リネイチャー」の4種類の植物コマのなかには、どのプレイヤーにも属さない中立色があります。この中立色のコマをどのように使うかが、戦略の鍵になることでしょう。
山札が残っているなら手札を補充する
最後に、自分の山札が残っているなら、手札が3枚になるようにドミノタイルを補充します。(※雲トークンによる追加アクションもありますが、ここでは割愛します。あまり難しくはないです。)
山札がなくなっている場合は、補充はなく、残りの手札でゲーム終了時まで戦います!
「リネイチャー」では、ゲームの進行はかなり分かりやすいです。
ドミノタイルを引くランダム性を考慮しつつ、タイミングを見計らい、ほかのプレイヤーとの駆け引きを楽しみましょう!
公式のプロモーション動画(英語)
版元のDeep Print Games社によるプロモーション動画をご紹介します。(※英語)
3D映像ですが、ゲームのざっくりとした流れをイメージできるかと思います。
購入できるお店は?
「リネイチャー 日本語版」は、Amazon・楽天・駿河屋で購入できます。
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