基本情報
プレイ人数 | 1~4人 |
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プレイ時間 | 約45分 |
言語依存 | なし |
対象年齢 | 8歳以上 |
デザイナー | Uwe Rosenberg |
アートワーク | Lukas Siegmon |
版元 / 販売元 | Skellig Games ホビージャパン |
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ゲームの概要
「サガニ」は、自然界の精霊の調和をテーマにした、タイル配置パズルのボードゲームです。
デザイナーは「アグリコラ」や「オーディンの祝祭」、「ハラータウ」などで知られるウヴェ・ローゼンベルク氏です。
ただ「サガニ」のプレイ時間は30~60分で、ルール量は少なめ。原語版でもルールブックでは、わずか8ページでした。(うち1ページはソロプレイ用ルール)
「アグリコラ」のような重ゲーとは違い、どちらかというと「パッチワーク」のようにカジュアルに楽しめそうです。
精霊タイルを取ってきて調和させる
「サガニ」は、自然界に存在する「火」「水」「地」「風」の精霊を手元に集め、互いに調和の取れた上に状況にすることを目指すゲームです。
自分の手番では、公開されている共通の場から精霊タイルを1枚ピックしてきます。
精霊タイルには、大きく分けて3つの情報が描かれています。
属性 | 「火」「水」「地」「風」の4属性のどれか |
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タスク | その精霊が求めている属性が、1~4つの矢印で描かれている |
得点 | タスクを完了した場合に得られる得点で、難易度が高いほど高得点 |
1つ目のタイルは自由に置きますが、2つ目以降は、すでに置かれているものに隣接(たて・横)するように配置します。(※斜めはNGです)
精霊タイルには、それぞれ上記のように1~4つの矢印が描かれています。これは、矢印の方向に対応する属性を求めていることを表しています。
タイル間の距離は問いません。つまり、あいだに余計なタイルがあっても達成します。
例えば、上記の緑色の精霊の場合は、矢印の示す方向に青・白・赤のタイルがあればタスク完了です。このタスクの数が多いほど、得点が高いです。3つすべてを満たすと裏返しになり、得点化されます。
簡単にいうと、こうやって精霊タイルを手元に持ってきて、上手くタスクを完了させ、得点を伸ばしていくパズル系ゲームです。配置するときは自由に回転させてOKなので、上手く合致させましょう。
タスクは自分の色の「和音ディスク」で管理する
手元に持ってきたタイルのタスクは、自分の色の「和音ディスク」を乗せて管理します。重要なのは和音ディスクの数には限りがあるという点です。
もしも未完了のタスクが溜まりにたまって、自分の和音ディスクが足りなくなった場合は、赤色の「不協和音ディスク」を使います。
「不協和音ディスク」は、使った時点でマイナス2点です。精霊たちが不機嫌にならないように頑張りましょう!(笑)
5枚目の精霊タイルは「間奏曲」に送れる
「サガニ」のゲーム性に深みを加えているのは「間奏曲」の存在です。間奏曲は、場札が空になるときに現れる要素です。
手番でピックする精霊タイルは、はじめ共通の場に5枚並んでいます。この最後の1枚(5枚目)を取るプレイヤーには、以下の2つの選択肢があります。
どちらにしろ、5枚目のタイルが場からなくなった段階で、新しい5枚が公開されます。
- 通常通りにピックして自分の場に配置する
- 「間奏曲」に送って、代わりに山札の1番上のタイルをピックし、自分の場に配置する
「間奏曲」(Intermezzo)は、いうなれば第2の共通の場です。4枚までのタイルがストック可能な空間です。
ゲームの途中で「間奏曲」に4枚のタイルが並ぶと、その時点で得点の低いプレイヤーから1枚ずつ選んで獲得できます。
ルールブックには「得点が低いものに対する救済措置」というように記載されていますが、実は、これがゲームに深みを加えています。
「サガニ」には運要素の強いところがありますが、「間奏曲」のタイルは長期的な計画に結びつくからです!
「あえて低い点数にしておいて、間奏曲のあのタイルを狙う!」というプレイができるわけですね!自分の場札だけでなく、ほかの人の狙いにも注目する楽しさがありそうです!
「ソロゲーム」「上級ソロゲーム」のルールあり
「サガニ」には、ソロプレイ用のルールが「基本」と「上級」の2つ入っています。パズルゲームなので、ソロでも十分に楽しめそうです。
とくに「上級」はかなりソロ特化にチューニングされているので、パズルゲームがお好きな人向きです。
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