基本情報
人数 | 2~4人 |
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時間 | 40~60分 |
言語依存 | 公開タイルに若干のテキストあり |
対象年齢 | 10歳以上 |
デザイナー | Reiner Knizia |
アートワーク | Maxence Burgel Damien Colboc |
版元 / 販売元 | Super Meeple ABACUSSPIELE |
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テーマ
望んだフロアを引けるかどうかは触感に依存しますが、色については運に依存します。
「多重塔(Tajuto)」ルールブックより
「多重塔(Tajuto)」は、聖徳太子の時代の【多重塔】の建設をテーマにしたボードゲームです。
聖徳太子の時代、仏教は日本に伝来して間もなく、まだ国内に根付いていませんでした。そこで聖徳太子は、仏教を広めるために【多重塔】をいくつも建てることに決めます。
プレイヤーは、優れた仏教徒となり、命じられた多重塔の建設に従事します。
塔は全部で8つ。そのうち、4つが完成した段階で、もっとも勝利点の高かったプレイヤーの勝利です。聖徳太子から、偉大な地位を授かることでしょう。
ルールの概要
「多重塔」では、時計回りに手番をおこないます。手番では自分の好きな順番で、以下の行動をおこないます。
- タイルを使ってアクションを実行する
- 塔のパーツを使って建設する
- 目標を達成する
基本的に、行動回数に制限はありません。コストなどのルールが守られるなら、手番中に、何度でも行動できます。
ゲーム開始時にはどうしても行動回数は少ないですが、塔の建設を通して【瞑想ポイント】が高まっていくと、新たな選択肢を獲得できるようになります。
望む回数の行動を実行したら、次のプレイヤーに手番を渡します。
こうして手番を繰り返していき、8つの塔のうち4つが完成したら、即座にゲームは終了します。もっとも勝利点の高いプレイヤーの勝利です。
タイルを使ってアクションを実行する
手番でおこなう行動として、ゲームの中心になるのは、タイルを使用したアクションです。タイルで実行できるアクションは以下の3種類があります。
- 塔のパーツを獲得する
- 捧げものをする
- タイルを獲得する
ゲーム開始時、それぞれのプレイヤーはベーシックなタイルを3枚所有しています。
ベーシックタイルは、上記の3種類のどのアクションでも実行できるオールマイティな代物です。
ただし、アクションコストが不要なのは1枚だけで、残りの2枚を使うには【瞑想ポイント】を支払う必要があります。
つまり【瞑想ポイント】を支払ってまで追加のタイルアクションを実行したい場合のみ、2枚目、3枚目を使用することになります。
塔のパーツを獲得する
「多重塔」では、塔の建設に必要なパーツが1つの大きな袋にまとめられています。このタイルアクションでは、中身の見えない袋のなかから、手探りで塔のパーツを1つ獲得します。
ゲームで建設していく8色の【多重塔】は、すべて6階建てです。1階のパーツはもっとも大きく、階層が上がるにつれて、だんだんと小さくなります。
手探りでパーツの大きさを確かめ、手に入れたいものを探せますが、色は運任せになってしまいます。
獲得したパーツは、いったん、自分の手元に置きます。
捧げものをする
それぞれのプレイヤーは、ゲームの開始時に、塔の8色と一致する小さなキューブを受け取っています。これはアクションタイルを使うことで、「捧げもの」として、建設中の塔のフロアに設置できます。
「捧げもの」を設置すると「現在の階層+2点」の【瞑想ポイント】を獲得できます。例えば、上記の画像のように3階に設置した場合は「3+2=5点」の【瞑想ポイント】を得ます。
それぞれのプレイヤーは、各色1つずつしかキューブを持っていないため、1度使用した色の塔には、ふたたび「捧げもの」はできません。また、各階には1つしか設置するスペースがないため、複数のプレイヤーが同じフロアで【瞑想ポイント】を得ることもできません。
どのタイミングで「捧げもの」をするか、深い読み合いになります。
タイルを獲得する
3つ目のタイルアクションでは、プレイヤーは【瞑想ポイント】を支払うことで、新たなタイルを獲得できます。
タイルには、勝利点をもたらすもの・新たなアクションタイルになるもの、などがあります。
新たなタイルを獲得することで、ほかのプレイヤーよりも有利になれます。
塔のパーツを使って建設する
手元に現在の階層と当てはまるパーツがあるのならば、プレイヤーは、手番中に必ず塔の建設を進めなくてはなりません。ほかのプレイヤーを邪魔するために、建設をストップすることは不可能です。
このとき、タイルを使用したり、【瞑想ポイント】を支払ったりする必要はありません。また、手番中であれば、建設のタイミングは自由です。
建設をすると、塔の高さに等しい【瞑想ポイント】を獲得します。つまり、1階目を置いたのなら1点、2階なら2点です。ただし「捧げもの」のあるフロアにパーツを追加できた場合には、さらに追加で2点の【瞑想ポイント】を獲得します。
ちなみに、手元にあるパーツが、階層と一致しないものなら、建設は進められません。使用できなかったパーツは、手番終了時に1つだけストックできますが、残りは袋に戻さなくてはなりません。
目標を達成する
「多重塔」には、条件を達成すれば自動的に獲得できる目標タイルが設定されています。
手番中に条件をクリアしたプレイヤーは、何枚でも、目標タイルを獲得できます。(目標タイルは、勝利点をもたらします)
Twitterのプレイ投稿
Twitterのプレイ投稿をご紹介します。塔の鮮やかな色合いが、写真に映えますね。
デザイナーは大ベテランのライナー・クニツィアさんなので、システム面でも満足している人が多いようです。
TAJUTO遊ばせていただきました!
— まるしゅ (@gedhitonis) January 24, 2020
カラフルな塔を建てていき、建設に貢献した人が徳をつんで偉人となれる!
形は分かっても色が合わないと建てれないもどかしさが楽しかったです!#ナガノス #ボードゲーム #TAJUTO #ドラフト pic.twitter.com/OE7dJGbyZe
ナガノスの平日ボードゲームDAY!
— ゆうぶるー (@Ignorance_D) December 27, 2019
TAJUTO!面白かった!
手で触った感覚で大きさ見極めて、色は運に任せるけど、場に出てる塔を考慮して狙う色と大きさを絞る...
運ゲーかと思いきや溜めたポイントを使って様々なカードを購入するシステムなので運が良い=点数というわけでもないところが良かった! pic.twitter.com/P3QpnZLjK5
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