ファーストクラス(完全日本語版)

ファーストクラス【ボードゲームの紹介】

評価

★ ★ ★ ★ ☆

基本情報

人数 2~4人
時間 40~60分
言語依存 なし
対象年齢 10歳以上
デザイナー Helmut Ohley
アートワーク Michael Menzel
版元 / 販売元 Hans im Glück
アークライト ほか
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テーマ

ファーストクラス(完全日本語版)のボックスアート
ファーストクラスのボックスアート

ファーストクラスは、鉄道会社の経営者になって、第2の「オリエント急行」を目指すボードゲームです。

「ファーストクラス」とは、つまり「一等車」のこと。

もっとも高級な列車をつくり、最高の旅を提供できたものだけが、かの有名な「オリエント急行」と肩を並べられます!

それぞれのプレイヤーが初めに持っているのは、たった2両の貨物車だけ。車両を増やし、内装をグレードアップして、旅程を決めましょう。

ちなみに、オリエント急行といえばアガサ・クリスティの「オリエント急行の殺人」が有名ですね。「ファーストクラス」は、ゲームのたびに使用するカードが変わる仕組みになっており「オリエント急行の殺人」をモチーフにしたモジュールもあります!

ルールの概要

ファーストクラス(完全日本語版)のプレイ序盤の様子
ファーストクラスのプレイ序盤の様子

ファーストクラスは、個人ボード上で会社を発展させていくゲームです。

鉄道をテーマにしてはいますが、共通のメインボードに線路を引いたり、株券を売買したりはしません。どちらかというと、箱庭的な要素のあるカジュアルなゲームです。

ゲームは計6ラウンドでおこなわれます。2ラウンドが終了するたびに決算になり、ゲーム終了時までの3回の得点計算で、もっとも勝利点を獲得したプレイヤーが勝者になります。

順番にカードを獲得していく

ファーストクラス(完全日本語版)
6×3列のカードが並んでいる

手番でやることは、中央に並んだカードから1枚を取って、自分のボードに加えることだけです。簡単!

各ラウンドの開始時、共通の場には6×3列のカードが並んでいます。スタートプレイヤーから順番に1枚ずつ取っていき、減った分は補充されません。

1ラウンドのあいだに、プレイヤーには手番が3回まわってきます。ほかのプレイヤーの思惑を考えながら、自分に大きな利益を与えるカードを獲得していきましょう。

1つの列からプレイヤー人数分のカードが選ばれると残りは廃棄

ファーストクラス(完全日本語版)のプレイ風景
どの列のカードを獲るかは自由

コストなどの制約がないため、基本的に、手番では好きなカードを獲得できます。ただ、1つの列からプレイヤー人数分のカードが選ばれた場合は、列の残りのカードが捨て札になるので、注意が必要です!(忘れやすいルールです)

つまり、3人プレイなら3枚、4人プレイなら4枚ですね。

ほかのプレイヤーが欲しがっているカードを察知して、あえて「場を流す動き」を選べるのが、何気に面白いです(笑)

カードにはさまざまな能力がある

ファーストクラス(完全日本語版)のカード
ファーストクラスのカード例

手番で獲得するカードには様々な能力があります。大きく分けると、以下の6種類です。

  1. 新しい車両を獲得する
  2. 車両を改装する
  3. 車掌を移動させる
  4. 新しい旅程をつくる
  5. 列車を動かす
  6. その他

1~5についてはすべてのゲームで使用されるカードです。

6の「その他」は、どのセッティングでゲームを始めたかによって変わります。

(記事で紹介しているプレイでは「契約書」「絵葉書」「マダムを乗せる」などのカードが含まれています。ゲームのたびに出てくるカードが変わるので、リプレイ性が高いです!)

カードの効果は、アイコンで示されているので分かりやすいです。ただ、初めのうちはルールブックも確認したほうが良いでしょう。

だんだんと列車が改良されていく

ファーストクラス(完全日本語版)の車両カード
各プレイヤーの列車

各プレイヤーは、2つの列車を持っています。「上り線」と「下り線」という感じでしょうか…? ともかく、列車の数がゲーム中に増えることはありません。

それぞれの列車は、初めは1両しかない、ほとんどトロッコみたいなものですが、「新しい車両を獲得する」カードを獲ることで、2両目、3両目…と伸びていきます!

ファーストクラス(完全日本語版)
だんだんと車両が伸びていく!

また、車両に描かれている数字は、内装のグレードです。「車両を改装する」カードを得ることで、だんだんとグレードアップしていきます。

所有している列車の数字は、得点計算のもとになります。当然、グレードの高い車両を長く繋げているプレイヤーほど、ゲームに有利です。

ちなみに、列車ごとに配置されている人型のコマは「車掌」です。

決算時には、車掌の位置よりも左側にあるカードだけが点数になります。このため、少しずつ車掌を動かすことも大切です。

個人的には、車掌が乗車券の「もぎり」をやっているイメージです(笑)

レールを伸ばして列車を進めることでボーナスになる

ファーストクラス(完全日本語版)の線路カード
ファーストクラスの線路カード

列車や車掌といった「車内」に影響を与えるカードだけでなく、列車の「旅路」に絡んでくるものもあります。「旅程をつくる」や「列車を動かす」カードです。

うまく活用すれば、決算のたびに「車掌を1マス動かす」や「ランクXの車両を1つ獲得する」などのボーナスを受けられます。

また、ゲーム終了時に追加得点が入るカードがあったり、所持金を使用することで実行できる「フリーアクション」もあったりするので、ゲームの展開はかなり多様です。

ファーストクラス(完全日本語版)
所持金を使ったフリーアクションもある

Twitterのプレイ投稿

Twitterのプレイ投稿をご紹介します。

2016年の「エッセン・シュピール」で、人気投票(スカウトアクション)で1位を獲得した作品ということもあり、プレイした人の評価はかなり高いです。

感想

とても面白かったです!

共通の場からカードを取っていく、というのが、ほかのプレイヤーとの分かりやすい絡みになっていますし、適度に運の要素があるのも良いです。

実は「鉄道」というテーマはあまり刺さらないタイプの人間なんですが、食わず嫌いは良くないと反省。使うカードの組み合わせによってかなり展開が変わりそうなので、繰り返し遊びたいです。

ちなみに、デザイナーさんは「18××」シリーズや「ロシアンレールロード」の共同制作者さんとのこと。単独で作っている作品は、ほかに「路面電車(Trambahn )」というゲームがあります。これも気になりますね。

ファーストクラス(完全日本語版)のゲーム終了時の様子
ゲーム終了時の様子

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