評価
★ ★ ★ ☆ ☆
基本情報
人数 | 2~4人 |
---|---|
時間 | 15分 |
言語依存 | なし |
対象年齢 | 8歳以上 |
デザイナー | Pak Cormier |
アートワーク | Cyril Bouquet Tomasz Larek |
版元 / 販売元 | 1-2-3-Games Éditions |
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テーマ
価格はトレンドを形成する。
ジョン・J・マーフィー
「シカゴ証券取引所」は、先物取引をテーマにした小粒なボードゲームです。
舞台はシカゴにある商品先物取引所! 小麦やトウモロコシ、コーヒー豆などの商品が売買されており、投資家たちは利益を上げようと奮闘しています。
とはいえ、市場は暴落の一途をたどっています! 商品価格は下がっていく一方…。
冷え込んでいく市場を上手に渡り歩き、ほかのプレイヤーよりも利益を上げた人の勝利です!
※邦題は「証券取引所」となっていますが、証券(株)は売買しません。
ルールの概要
「シカゴ証券取引所」のルールはとても簡単です。
テーブルの中央には、円形に並べられた商品チップの山があり、そのうち1つにはトレーダー(ミープル)が乗っています。
商品の種類は、小麦・米・カカオ・コーヒー豆・砂糖・トウモロコシの6種類で、どの山になにがあるのかは分かりません。
手番でやることは、以下の通りです。
- ミープルを時計回りに1~3マス動かす
- ミープルの止まったマスの前後どちらかの山の上から商品チップを1枚得る
- 選ばなかった側の山の上にある商品チップを1枚取り除き、価格を1下げる
商品の価格は、すぐそばに置いてあるチャートボードを使って管理します。
ゲーム開始時では、すべての商品は最高価格になっています。価格の幅は、基本的には0~6ドルで、小麦だけが1~7ドルです。
プレイヤーが、手番でどの商品を獲得し、なにを取り除いていくかで、市場のトレンドができていきます。
時計回りに手番を繰り返していき、最終的に山が2つになったタイミングでゲームは終了です。(トレーダーの前後にチップがないため)
最後に、それぞれが所有している商品の価格をチャートボードで確認し、もっとも合計額が高いプレイヤーの勝利です。
Twitterのプレイ投稿
Twitterのプレイ投稿をご紹介します。円形に並んだチップが、意外と写真に映えます。
とても小さな箱に入ったゲームで、ルール説明を含めても10分前後で終わるため「手軽で扱いやすい」と感じている人が多そうです。
シカゴ証券取引所。暴落する先物市場で一番マシだった人が勝ち。手軽で面白いよ。 pic.twitter.com/GR5Jr8JraN
— SUGIMOTO Yoshiaki (@catzpaw) March 3, 2019
新年一発目はシカゴ証券取引所!!!
— matto (@matto_factory) December 31, 2018
渋いっすね〜 pic.twitter.com/7qZlpbknO4
ちなみにあかりさん、シカゴ証券取引所も遊んでくれるのよ pic.twitter.com/YFyPGelAlt
— 猫本いこ@いこP (@icoko) August 23, 2018
感想
星3つで評価しましたが、プレイ時間に対する満足度で考えると、星4つぐらいです。
お手軽さもあって、わりと気に入っています。これまでに20回ぐらい遊んでいます。
「輪の上を1~3マス動かす」という、いわば【ロンデル】の仕組みを独自のやり方でゲームに落とし込んでいることも、評価高いです。
「アレを取るためにあそこまで行くと、次の人がアレを取ってしまう!」「あの商品の価格を下げられたくないから、ここで止まっておこう」など、良い具合にジレンマを感じられます。
ちなみに、4人プレイの場合はチーム戦になります。これもまた面白いです。
欠点は「積み上げているチップがずれると、下の商品が見えてしまう」というデザイン上の問題があることです。避けられたはずの欠点なので、とても残念です…。
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