ボードゲームは最高の英語教材だという話|コラム

英語と鉢植えコラム

ボードゲームは最高の英語教材だという話

Englishの文字

突然ですが、ボードゲームは最高の英語教材です。とくに「学生時代に英語が苦手だったけど、どうにかして克服したい」という人におすすめです。

以下は、私の2019年のツイートです。

上記のとおり、私はもともと英語が苦手な人間でした。学生時代は、わりと赤点ぎりぎりをウロウロしていたものです。大学では単位も落として2年間履修しました。

しかし、いまでは海外のブログを見たり、英文ルールを読んで、このサイトで記事を書いたりしています。ひとえにボードゲームのおかげです(笑)

「遊びたい!」が英語学習の原動力になる

ボードゲームが英語教材として優れているもっとも大きな理由は「遊びたい」という欲求が英語学習の原動力になるからです。

下記2点は「面白いゲームを遊びたい!!」という欲求に動かされたボードゲーマーがよく取る行動です。

  • ゲームの正確なルールを把握するために英語ルールを調べる
  • 海外サイトBoard Game Geekで情報を探す

「遊びたい!」は、英語学習のモチベーションとしてかなり有効です。英語力が上がれば楽しいゲームを遊べるなら、英文に触れるのも苦ではなくなります(笑)

以下では、もう少し詳しく書いてきます。

ゲームの正確なルールを把握するために英語ルールを調べる

「Change」と矢印のイラスト

英語のルールブックを手に取ることは、海外ボードゲーム好きには、避けては通れない道でしょう。

とくにボードゲームに親しみ始めて1~2年経つと、この問題に当たります。

海外のボードゲームが日本語版として流通する際に、誤訳(エラッタ)があることは珍しくないからです。

例えば、並記されているアイコンが入れ替わっていたり、mayを「~しても良い」ではなく「~する」と断定文で書いていたり、さらには、1文が丸々抜け落ちていたりすることがあります。

いまでは、誤訳はかなり減りました。ただし、それでもゼロではありません。(おそらく誤訳がゼロになることはないでしょう)

例えば、2020年5月に発売されて、人気のあるデッキ構築型のカードゲーム「イーオンズエンド」でもエラッタが出ています。(2020年10月の再販版では修正されているということです)

発売してすぐのタイミングであればSNSでの共有で知れます。販売元も注意喚起してくれるからです。

しかし、例えば4、5年ほど前に出版されたゲームを買ったときには、実際に遊んでみるまで誤訳に気が付けないこともあります。

「この処理、なんか変じゃない?」「このカードの効果、全然意味なくない?」みたいな違和感を覚えたときに、ボードゲーマーがまず取る行動は日本語の翻訳を疑うです。

原文のルールブックを調べることで、英語との距離が近づきます。

海外サイトBoard Game Geekで情報を探す

チェスのイラスト

海外のコミュニティサイト「Board Game Geek」の存在も、英語学習に大きく貢献します。

Board Game Geek(通称:BGG)は、世界中のボードゲーマーが愛用している、ボードゲーム専門の情報サイトです。

ゲームの評価や、プレイ人数・言語依存の記載があったり、写真、動画、掲示板などがあり、日本のサイトだけでは得られない情報を調べられます。

とくに重要なのが、Ratings & Comments(評価&コメント)とForums(フォーラム)でしょう。実際にゲームを遊んだプレイヤーの声が書かれているため、ボードゲームを購入するかどうかの大きな判断材料になります。

書き込みを正確に読めなくても、たとえばコメントのなかに「boring(つまらない)」や「bad(悪い)」という単語がたくさんあれば、警戒できます。また「family(家族と)」とあれば、家庭内で遊んだ際の評価だと意識できます。

基礎的な英語力がある人は、フォーラムで、ルールについての議論を確認できるのも大きな魅力です。例えば、処理の難しいルールについては、ゲームのデザイナー本人が回答していることもあります。

英語が身近にあることが環境としてとても良い

海外ボードゲームに親しんでいると、英語がとても身近なものになります。これが、英語学習者にとってはとても好ましいです。

大人が英語を学ぶときによく選ばれる方法として「洋画を英語字幕で見る」「海外のニュース記事を読む」といった工夫が挙げられます。

どれも英語を身近に感じるための方法です。

ちなみに、私は「Engly」というSNSアプリを使っています。日本人が英語のみでタイムラインに投稿しているSNSなので、文法が平易で分かりやすいです。敷居も低いからおすすめです。

英会話&英語SNS Engly (イングリー)

英会話&英語SNS Engly (イングリー)

Engly Inc.無料posted withアプリーチ

 

英語のルールブックを読むときに便利な2つのツール

翻訳ツールのイラスト

英語のルールブックを読むときに便利なツールは2つあります。

  • Google翻訳
  • DeepL翻訳

です。どちらも機械翻訳なので誤訳のオンパレードですが、原文と照らし合わせて読むことで、文意を理解するのに役立ちます。単語の意味さえ把握できれば、あとは脳内で組み替えれば良いからです。

使い心地としては、スマホならGoogle翻訳、PCならDeepL翻訳が便利と感じています。あくまでツールなので、その点だけ留意して使っていただけたらと思います。

英語学習のやり直しにおすすめの書籍

英語学習のやり直しにおすすめの書籍は、高山英士さんの「ALL IN ONE」という本です。私は5年ほどまえに買って、時間を見ては繰り返し読んでいます。

かなりボリュームがありますが、その分、基礎から確実に勉強できます。「〇ヶ月で~~!」みたいな胡散臭い本を買うよりも、絶対におすすめです。

Amazonでは、最初の数ページを試し読みできます。興味のある方はどうぞ。

駿河屋通販でタイムセール実施中!
ボードゲームが最大40%オフ!

コメントする

新作ボードゲーム|注目ランキング

ネメシス 日本語版
ネメシス 日本語版

「ネメシス」は、エイリアンの侵入した宇宙船を舞台にした、半協力型のボードゲームです。SFパニックホラーの傑作映画「エイリアン」シリーズの世界観をそっくりそのままボードゲームに再現した作品ともいえます。

アルナックの失われし遺跡 日本語版
アルナックの失われし遺跡 日本語版

「アルナックの失われた遺跡」は、無人島を探検して、未知の遺跡の謎を探るボードゲームです。

バロニィ:スペシャルボックス 日本語版
バロニィ:スペシャルボックス 日本語版

「バロニィ」は「宝石の煌き」でおなじみのマーク・アンドレ氏が手掛けた傑作陣取りゲームです。「バロニィ:スペシャルボックス」には、拡張セットの「ソーサリー」が同梱されています。

アルマ・マータ ~我らが母校~ 完全日本語版
アルマ・マータ ~我らが母校~ 完全日本語版

「アルマ・マータ」は、初期ルネサンスの大学の振興をテーマにしたボードゲームです。「コインブラ」や「ロレンツォ・イル・マニーフィコ」で知られるデザイナーチームの新作です!

アンマッチド:バトル・オブ・レジェンド Vol.1
アンマッチド:バトル・オブ・レジェンド

「アンマッチド:バトル・オブ・レジェンド」は、さまざまな物語のヒーローがミニチュアになって登場し、決闘する、異種格闘技的なボードゲームです。基本的には2人用のゲームで、互いに1人ずつのヒーローを担当します。

サンクトゥム 日本語版
サンクトゥム 日本語版

「サンクトゥム」は、モンスターを倒しながらキャラクターを強化し、デーモン・ロードを討伐することを目指す「ハック&スラッシュ系」のボードゲームです。

リネイチャー 日本語版
リネイチャー 日本語版

「リネイチャー」は、汚染された渓谷を自然あふれる状態に復元することをテーマにした、陣取りタイプのボードゲームです。クラマー&キースリングの新作!

ラストオーロラ ~希望の船を追って~ 完全日本語版
ラストオーロラ ~希望の船を追って~ 完全日本語版

「ラストオーロラ ~希望の船を追って~」は、気候変動で極寒になった終末世界を舞台にしたボードゲームです。新たなサバイバー(生存者)を獲得し、チームを強化していきながら、デッドレースを繰り広げます!

アローン 日本語版
アローン 日本語版

「アローン」は、暗闇のなかを探索するプレイヤー1人と、脅威となって襲い掛かる他プレイヤーに分かれて遊ぶ、非対称性のSFサバイバルホラーゲームです。

チャーターストーン 完全日本語版
チャーターストーン 完全日本語版

「チャーターストーン」は、全12回のキャンペーンゲームを通してワーカープレイスメントゲームをつくっていくレガシータイプのボードゲームです。ゲームを繰り返し、開拓が進むにつれて、行ける場所が増え、実行できるアクションが充実していきます。

マリポーサ 完全日本語版
マリポーサ 完全日本語版

「マリポーサ」は、蝶の「渡り」をテーマにしたボードゲームです。ゲームデザイナーは「ウイングスパン」で様々な賞を総なめにしたエリザベス・ハーグレーブ氏。美しいアートワークと、テーマに沿ったゲーム性が魅力です。

タイトルとURLをコピーしました