ボードゲームは最高の英語教材だという話
突然ですが、ボードゲームは最高の英語教材です。とくに「学生時代に英語が苦手だったけど、どうにかして克服したい」という人におすすめです。
以下は、私の2019年のツイートです。
学生のころ英語がとても嫌いだったんですが、ボドゲ好きになってからアレルギーがなくなりました。ボドゲは英語の教材として最高だと思います。
— イカ (@IK_squid) December 20, 2019
上記のとおり、私はもともと英語が苦手な人間でした。学生時代は、わりと赤点ぎりぎりをウロウロしていたものです。大学では単位も落として2年間履修しました。
しかし、いまでは海外のブログを見たり、英文ルールを読んで、このサイトで記事を書いたりしています。ひとえにボードゲームのおかげです(笑)
「遊びたい!」が英語学習の原動力になる
ボードゲームが英語教材として優れているもっとも大きな理由は「遊びたい」という欲求が英語学習の原動力になるからです。
下記2点は「面白いゲームを遊びたい!!」という欲求に動かされたボードゲーマーがよく取る行動です。
- ゲームの正確なルールを把握するために英語ルールを調べる
- 海外サイトBoard Game Geekで情報を探す
「遊びたい!」は、英語学習のモチベーションとしてかなり有効です。英語力が上がれば楽しいゲームを遊べるなら、英文に触れるのも苦ではなくなります(笑)
以下では、もう少し詳しく書いてきます。
ゲームの正確なルールを把握するために英語ルールを調べる
英語のルールブックを手に取ることは、海外ボードゲーム好きには、避けては通れない道でしょう。
とくにボードゲームに親しみ始めて1~2年経つと、この問題に当たります。
海外のボードゲームが日本語版として流通する際に、誤訳(エラッタ)があることは珍しくないからです。
例えば、並記されているアイコンが入れ替わっていたり、mayを「~しても良い」ではなく「~する」と断定文で書いていたり、さらには、1文が丸々抜け落ちていたりすることがあります。
いまでは、誤訳はかなり減りました。ただし、それでもゼロではありません。(おそらく誤訳がゼロになることはないでしょう)
例えば、2020年5月に発売されて、人気のあるデッキ構築型のカードゲーム「イーオンズエンド」でもエラッタが出ています。(2020年10月の再販版では修正されているということです)
発売してすぐのタイミングであればSNSでの共有で知れます。販売元も注意喚起してくれるからです。
しかし、例えば4、5年ほど前に出版されたゲームを買ったときには、実際に遊んでみるまで誤訳に気が付けないこともあります。
「この処理、なんか変じゃない?」「このカードの効果、全然意味なくない?」みたいな違和感を覚えたときに、ボードゲーマーがまず取る行動は日本語の翻訳を疑うです。
原文のルールブックを調べることで、英語との距離が近づきます。
海外サイトBoard Game Geekで情報を探す
海外のコミュニティサイト「Board Game Geek」の存在も、英語学習に大きく貢献します。
Board Game Geek(通称:BGG)は、世界中のボードゲーマーが愛用している、ボードゲーム専門の情報サイトです。
ゲームの評価や、プレイ人数・言語依存の記載があったり、写真、動画、掲示板などがあり、日本のサイトだけでは得られない情報を調べられます。
とくに重要なのが、Ratings & Comments(評価&コメント)とForums(フォーラム)でしょう。実際にゲームを遊んだプレイヤーの声が書かれているため、ボードゲームを購入するかどうかの大きな判断材料になります。
書き込みを正確に読めなくても、たとえばコメントのなかに「boring(つまらない)」や「bad(悪い)」という単語がたくさんあれば、警戒できます。また「family(家族と)」とあれば、家庭内で遊んだ際の評価だと意識できます。
基礎的な英語力がある人は、フォーラムで、ルールについての議論を確認できるのも大きな魅力です。例えば、処理の難しいルールについては、ゲームのデザイナー本人が回答していることもあります。
英語が身近にあることが環境としてとても良い
海外ボードゲームに親しんでいると、英語がとても身近なものになります。これが、英語学習者にとってはとても好ましいです。
大人が英語を学ぶときによく選ばれる方法として「洋画を英語字幕で見る」「海外のニュース記事を読む」といった工夫が挙げられます。
どれも英語を身近に感じるための方法です。
ちなみに、私は「Engly」というSNSアプリを使っています。日本人が英語のみでタイムラインに投稿しているSNSなので、文法が平易で分かりやすいです。敷居も低いからおすすめです。
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英語のルールブックを読むときに便利な2つのツール
英語のルールブックを読むときに便利なツールは2つあります。
- Google翻訳
- DeepL翻訳
です。どちらも機械翻訳なので誤訳のオンパレードですが、原文と照らし合わせて読むことで、文意を理解するのに役立ちます。単語の意味さえ把握できれば、あとは脳内で組み替えれば良いからです。
使い心地としては、スマホならGoogle翻訳、PCならDeepL翻訳が便利と感じています。あくまでツールなので、その点だけ留意して使っていただけたらと思います。
英語学習のやり直しにおすすめの書籍
英語学習のやり直しにおすすめの書籍は、高山英士さんの「ALL IN ONE」という本です。私は5年ほどまえに買って、時間を見ては繰り返し読んでいます。
かなりボリュームがありますが、その分、基礎から確実に勉強できます。「〇ヶ月で~~!」みたいな胡散臭い本を買うよりも、絶対におすすめです。
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