基本情報
人数 | 2~4人 |
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時間 | 30~45分 |
言語依存 | あり。日本語版が望ましい。 |
対象年齢 | 14歳以上 |
デザイナー | 非公開 |
グラフィック | Al Gonzalez Scott Nicely |
版元 / 販売元 | Alderac Entertainment Group アークライト |
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テーマ
「アトリエ ~巨匠たちのスタジオ~」は、19世紀の芸術家のアトリエをテーマにしたボードゲームです。
プレイヤーは、アトリエを構えている1人の芸術家(画家)です。あなたのもとにはたくさんの生徒が集まっています。
とはいえ、芸術は、苛烈な競争の世界でもあります。
ライバルを抑え、貴重な絵の具を手に入れるためには、生徒を上手く走らせなくてはなりません!
絵の具を揃え、インスピレーションを駆使して、傑作を描いていきましょう!
そうすれば、あなたのことを評価してくれるパトロンも見つかることでしょう。
ルールの概要
「アトリエ ~巨匠たちのスタジオ~」は、サイコロを使って手番を実行していくボードゲームです。
それぞれのプレイヤーは6面体のサイコロを4つずつ持っています。
さらに特徴的なのは、12人の生徒(ミープル)を有していることです。
4つのサイコロでアクションを実行する
手番では、まず、まだ使用していないサイコロをすべて振ります。
そして、好きな数だけサイコロを消費して、出目に応じたアクションを実行します。
ダイス目のアクションの内容は、以下の通りです。
アクション | |
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1 | 生徒1人を絵の具に配置する |
2 | 「1」と同じ |
3 | 配置済みの生徒を別の絵の具に移動させる |
4 | 生徒の数が最多の絵の具を獲得する(複数の色で最多の場合はそれぞれ獲得する) |
5 | 絵の具を使って絵画を描く |
6 | 生徒の配置に関係なく絵の具を1つ獲得する |
(ルールを読んだ限りだと、生徒を上手く配置していき絵の具を集めることが、ゲームの軸になりそうです。)
また、ポイントは、出目が気に入れば、1手番でサイコロをすべて消費することも可能という点です。
慎重に動くか、一気に行動してほかのプレイヤーをけん制するか? という選択肢があります。
サイコロがなくなるとあとは「パス」になるので、状況に応じて、上手く判断しましょう。
発想トークンで追加アクション
手番では、ダイスアクションを実行する代わりに、好きなサイコロを1つ使って【発想トークン】を得ることもできます。
【発想トークン】は、追加アクションを実行する際に使用します。得られる追加アクションの内容は、いくつ【発想トークン】を消費するか? によって変わります。
得られる効果 | |
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1つ消費 | 未使用のサイコロをすべて振りなおす |
2つ消費 | サイコロを使わずに絵を描く |
3つ消費 | パトロンカードを1枚引く |
単純に考えると、発想トークン1つ=サイコロ1つの価値なので「時間をかけてインスピレーションを閃くとパトロンがやってくる」ともいえます(笑)
パトロンは「〇〇の絵画1枚につき1VP」など、ゲーム終了時の勝利点に影響します。
実は、セッティングの段階でそれぞれのプレイヤーは1枚ずつパトロンカードを持っているのですが、当然、枚数が増えれば増えるほど得点効率は良くなります。
もちろん、そのぶん、絵を描くために使えるサイコロの数は減ってしまいますが…!
勝利点を得るためには絵を描こう
ゲームに勝つためには、絵の具を消費して絵画を描く必要があります。
絵画は、ランダムに7枚並んでおり、それぞれに「印象派」や「ロマン派」といった属性がついています。
絵画自体にも勝利点は付いていますが、パトロンの好みに合った絵を描いたほうが良いでしょう。
(ちなみに、誰かが星マークの付いた絵画を3枚描くと、そのラウンドでゲーム終了です)
また、絵画のなかには、特殊な効果を持っているものもあります。ゲームを有利に進めていけるので、積極的に狙っていくと良さそうです。
絵画(作品カード)に、実存する作品を用いているのも「アトリエ ~巨匠たちのスタジオ~」の大きな特徴です。
作者や年代、所蔵館といった情報も記載されているので、眺めているだけでも楽しいゲームになりそうです。
ほかにも、プレイヤーボードが「パレット」の形になっていたり、ルールブックが「リーフレット」になっているなど、コンポーネントに熱いこだわりを感じるゲームです。(↓は海外版の画像)
購入できるお店は?
「アトリエ ~巨匠たちのスタジオ~ 完全日本語版」は、Amazon、または、駿河屋で購入できます。
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