基本情報
人数 | 2~4人 |
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時間 | 45~60分 |
言語依存 | 日本語版が望ましい |
対象年齢 | 10歳以上 |
デザイナー | Peter Rustemeyer |
アートワーク | Dominik Mayer |
版元 / 販売元 | Hans im Glück アークライト |
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テーマ
「パレオ~人類の黎明~」は、石器時代を舞台にした協力型のボードゲームです。
人間が定住する前の石器時代の初め、それは挑戦の毎日でした。食料を探すのは困難で、荒野は常に危険に満ちていました。
求められるのは部族の団結です! プレイヤーたちは、それぞれ、人物カードを2枚持った状態でゲームを始めます。彼らは部族の一員であり、ゲームを通じて増えたり減ったりしていきます。
そして「パレオ」は協力型のゲームです。プレイヤー全員は共通の目標を達成するために動きます! ――それは「洞窟にマンモスの壁画を完成させること」です!
壁画は、知恵の伝承方法を人類にもたらしてくれます。副題にあるように「人類の黎明」を表すものです。もしもマンモスの絵が完成せず、部族が途絶えてしまったら、人類の文明は始まらないでしょう。
危険を乗り越え、食料や道具を確保し、チーム全員を勝利に導きましょう!
ルールの概要
「パレオ」は、朝フェイズと夜フェイズで構成された1日(ラウンド)を繰り返すことで進みます。
昼フェイズでは、プレイヤーはそれぞれ探検する場所を決め、山札からカードを引きます。カードの結果によって、食料や資源を集めたり、道具を作ったりできます。
一転して、夜フェイズは、プレイヤー全員がキャンプに集まるタイミングです。昼間に集めた食料をチーム内で分配します。このとき、食事をとれないキャラクターがいると、どくろトークンを受け取ります。
ゲームの勝利条件は、マンモスの壁画を完成させること。そして敗北条件は、チーム内でどくろトークンを5つ獲得してしまうことです!(どくろは、キャラクターが死亡しても増えます)
昼間にどのような場所に向かうのか? 食料はどうやって分配するのか? 相談は自由です!
ただ「パレオ」の探索は、ドローするカードによって結果が決まります。すべてをコントロールすることはできません! このため、いわゆる「奉行問題」が発生する危険は少なそうなゲームといえます。
ラウンドの初めにカードが配られて各プレイヤーの山札になる
「パレオ」では、ラウンドのはじめに、なるべく均等になるようカードを配ります。この配られたカードはプレイヤーが昼フェイズで探検可能なデッキ(山札)です。
さらに、このデッキは、探索に使うと同時に、なにかを解決する際のコストとしても機能します。
つまり、なにかしらの行動をするためにデッキをコストとして支払うと、そのラウンド中の行動回数が減っていきます!(自分のデッキが少なくなるため)
コストを支払うのか否か? という選択肢で、昼間の長い時間をどうやって過ごすのかが表現されています。
カードの両面に意味がある
実は「パレオ」のカードは、表と裏の両面に意味があります。
カードの表側には「どんなことが起きるのか?」が描かれています。例えば、食料や石を手に入れるとか、道具を作るとか、傷を負うとかです。よくあるタイプですね。
問題はカードの裏側にもさまざまな絵が描かれていることです! もちろん、配られたときには裏側の絵柄は見えていますし、何だったら自分の好きなタイミングで確認してOKです。
カードの裏側に描かれているのは、川や森、あるいはキャンプ、マンモスといったものです。これは「表側になにが描かれているか?」を示唆しています。つまり、ちょっとしたヒントです。ただし、確実な情報ではありません!
昼フェイズが始まると、それぞれのプレイヤーは、デッキの上にある3枚のうち1枚だけを探索場所として選びます。このとき、裏側のイラストが判断材料になるわけです。
全員がカードを選んだら、いっせいに公開して、順番に解決していきます。このとき、選ばなかった残りの2枚は山札に戻ります。(もしかすると、それらの2枚はコストの支払いに使われて、探索できないかもしれません…!)
全員のカードを解決したら、それぞれのプレイヤーは、新たにデッキ上の3枚から1枚を選びます。
山札がなくなるか、あるいは「パスしたい」と希望すれば、昼フェイズから抜けます。夜を迎え、食料を分配し、あらためて山札を配り直します。
これは、ハッキリ言ってかなり特殊なシステムです!カードが再分配されることで予測が不可能になりますが、そのロストした部分をカードの裏面が補完しようとしています。面白い仕組みです。
公式のプロモーション動画(英語)
版元のHans im Glück社のプロモーション動画(※英語)をご紹介します! とはいえ、ルールについてはほとんど触れていないイメージ映像みたいなものですが…。
「パレオ」には、協力ゲームによくある「キャラクターの体力要素」「素材を組み合わせて道具を作る要素」「ほかのプレイヤーをアシストする要素」などもあります。(プレイヤーの脱落はありません)
しかも10個のモジュールが入っており、組み合わせによってさまざまな展開を楽しめるようです。
記事でおもに紹介したシステムと組み合わさって、どんな仕上がりになっているのか、とても楽しみなボードゲームです!
購入できるお店は?
「パレオ~人類の黎明~ 完全日本語版」はAmazon・楽天市場・駿河屋で購入できます。
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